8127 ヤマトインターナショナルの株主総会
平成22年2月24日午前10時〜 大阪市・JPビル会議室
ジャンプ君さんから頂いたレポです。ありがとうございます!!
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2月2社目の総会になります。ヤマトインターナショナルは「クロコダイル」や「ヒロミチナカノ」などのブランドを持つアパレル会社です。
ブランドとしては中間価格帯の品物が多いと思います。前から保有していますが、出席するのは初めてです。
会場は大阪地下鉄の北浜駅と堺筋本町駅のちょうど中間という、中途半端な位置にある超古いビルです。
周辺は大阪のビジネス街です。幸い天気も良く、暖かかったので、必死に歩きますが、慣れない街で地図も分かりにくかったため、迷いながら向かい、結局2,3分遅刻。
ビルの8階に上がり、狭い受付で出席票を貰い、会場へ。
バレーボールのコートくらいの部屋にパイプ椅子がぎっしり並んでおり、しかもほぼ満席。社員の方の案内で空いている席に座ります。かなり窮屈です。
出席者は300人近いと思われます。最後方の列は社員株主らしき人です。多分前の方もそうでしょう。
監査報告が終わったくらいで、事業報告に入ります。女性社員の方が、生で話されます。聞き取りやすいですが、説明のスクリーンが前にしかなく、席もぎっしりのため、スクリーンは上半分くらいしか見えません。
報告書に内容は書いているのですが、これでは画面の意味がないし、公平性という観点からはない方がマシでしょう。
10時18分頃から30代の社長が「対処すべき課題」を説明。「直営型事業への転換」「Eコマースの拡大」「交差比率の向上」「東南アジアへの生産シフト」「ローコスト経営」などが今後のポイントとなるそうです。
10時20分から質問タイム。発言は2人でした。
「アウターが黒系が多い。たとえば夜間自動車から反射する色を使うなど安全性を重視した品物を開発して貰いたい」
↓
「ローコスト経営は経費と言うことで、上代を下げることは考えていない。安全性は重視している。エーグルブランドではカラーも豊富に揃えている。貴重な意見としてうかがいます」
「不況に対応する経営、減収減益回復の戦略は」
↓
「ローコスト経営は当社のDNAと考えている。不採算店舗対策、開発力のアップ、メーカーから小売りへの移行」
「東南アジアシフトの内容は」→「ベトナムで実施。現地法人は作らず、委託加工する」
10時34分から6つの議案の採決。
まあこれはどこでも同じような感じなんですが・・・。
「本議案に賛成の株主様は拍手をお願いします」パチパチパチ・・・。
「賛成多数で本議案は承認可決されました。ありがとうございました」パチパチパチ・・・。
この「パチパチパチ・・・」という拍手のところで、なんと効果音の拍手が流れました〜。
社員株主が拍手したりすることはありますが、録音した拍手は大変珍しいです。
効果音の賛成により議案はすべて可決、新監査役を紹介して、10時45分頃終了です。
ボク自身はこのブランドは、スタンダードなデザインで飽きが来ず、価格も手ごろなので実はかなりの頻度で愛用しているのですが、総会についてはいかに2代目社長とはいえ、センスが悪すぎと思いました。
会場が古いビルなのはいいにしても、スクリーンが見えないことくらい、リハーサルしてるんだから、総務が言ってあげたらいいのではないでしょうか?
ついこの前まで大証単独上場で株主も少なく、この会場でもよかったのでしょうが・・・。ここまでぎゅうぎゅう詰めとはいただけません。
せっかく顧客株主も来ているわけですから、お土産の袋をただ渡すのではなく、春物のカタログを入れるくらいのことを考えつく社員はいないのか。
時期的に冬物は最終処分のタイミングだから、株主アウトレットセールでもやれば、女性株主も来場して、結構売れるだろうし・・・まあ儲からないかもしれないけど、製品を使って貰うきっかけにはなるでしょう。
この総会に来た人ががっかりして、買わなくなることを心配します。
株価も低迷していますが、優待も靴下だけではなく、株主セールでもやって欲しいですね。通販でやれば会場費もいらないし。
まあ個人的に好きなブランドですので、ちょっと辛口ですががんばってもらいたいです。
お土産にエーグルのペットボトルカバーをいただきました。
ありがとうございました。
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