改札口から、案内看板を持った社員がいます。今回は地下の宴会場なので、建物に入ってすぐです。
受付を済ませ、まだ時間があるので、ロビーで飲み物を頂きます。
僕はホットコーヒー。ゆっくり飲んで暖まったところで、会場に。
椅子が５００脚くらい並んでいます。後ろには５０人くらいの若い人がいます。株主は３００人くらい。
定刻に開会。初めに東日本大震災の被災地へのお見舞いと、会社の被害状況、救援状況の説明。さらに、
子会社役員の同席と、経営学を勉強する大学生の見学について説明がありました。後ろの若い人は学生だったんですね。
総会を見るのはなかなかいい経験になると思いますね。
事業報告はスクリーンとナレーション。景気が悪く、価格競争も厳しい中で、増収増益です。
３０分くらいで終わり、社長から今後の課題の説明。生鮮３品（青果、精肉、鮮魚）と総菜中心に地域密着型で、関東にも進出するようです。
さらに議案上程があり、１０時３９分から質問タイム。
発言は９人ですが、１人は２回発言。
１人目。
「配当決定方針のＤＥレシオ０．８倍から１倍について、私が計算すると１．３倍になり合わない」→回答は上森専務。「ＮＥＴのＤＥレシオを使っているので有利子負債から手元流動性を引くので０．７８倍になります」
２人目。
「今の株価をどう考えるか。自社株買いをする予定と、外人比率は」→上森専務「業績見合いで安いと認識。業績を上げて、ＩＲにも力を入れる。自社株買いは４０２０００株買ったがタイミングを見て考える。外人は０．７％」
３人目。
「震災への対応」→中溝取締役「全店で募金。社員募金はマッチングギフト方式で同額を会社から出した。労組からも加え、１２００万円。ポイントを義援金に出来るようにした。また優待券を返送すると義援金に回す。おにぎり２０００個を３０日供給できるように農水省に登録。野菜取り扱い体制を整備。夏向け物資を準備している」
４人目。
「取締役候補者の持ち株がない」→「制限事項はない。役員持株会があり毎月お金を出して１０００株になったら個人に書き換えている。社外取締役については
ガバナンス上、役割が異なる」
５人目。
「先ほどの株主の意見に反対する。ストックオプションより役員持株会で自分のお金で買っていく今のやり方が正しいと思う。中国産商品の扱いと、放射能検査について」→「中国産は年間６６万ドルで、枝豆など野菜が中心。同等品でタイ、台湾へのシフトは完了している。福島産のものはほとんど扱いがない。もともと西日本との取引」
６人目。
「中国産では輸入の時１匹でも虫がいたら燻蒸して消毒するようだが、その品物を流通させているか」→「指摘の話は生ものの場合。当社の輸入は主に加工、冷凍品。社の検査、検疫もしている。コーヒー豆は虫がいたら燻蒸するが、その場合は廃棄」
７人目。
「企業買収を仕掛けられたらどうするか」→「企業価値を高めて対応。経営理念に照らし合わせる。独立役員も含めて対応」
８人目は１人目の人。
「兵庫では業務スーパー、コープ神戸もあるがその間で客の要望をどうとらえていくか」→「店の意見箱から集約。買い物に不便なところに出店する。塩屋にテストで出した。これにより貢献する」
９人目。
「社名は昔は漢字（東蜂）だった。その思いを社長から聞かせて欲しい」→「食を通して社会に貢献したい。企業は社会の公器であると考える。事業をしっかり継続し、納税をし、雇用をしっかりする。グループとしては利益を上げて社会に還元、地元へ恩返ししたい」
審議を終了して、１１時３３分から採決、株主は６９００人、出席は２６３８人。
役員選出では可決後に紹介があり、１１時３９分終了。
１０分休憩の後、会社説明会。もちろん休憩でもコーヒーで一服です。おいしいです〜。
テーマは社会貢献活動についてで、若手の男女社員が説明されました。
小さなことをこつこつと積み重ねていく姿勢が大変好感が持てました。
なお今までは優待券を返送すると、その額により車いすを地元に送っていましたが、今回は震災の義援金になります。
出席者は２０人くらいしかいませんでしたが。
中堅スーパーはなかなか厳しい環境ですが、コーヒーを中心に、地元密着で地道な営業を続けており、これからも期待できそうです。
お土産に
「オートミールクッキー」を頂きました。ありがとうございました。
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