トラスコ中山の株主総会
平成20年6月13日(金曜日) 午前10時〜
場所 大阪市・スイスホテル南海
総会ラッシュの今月、1つめはトラスコ中山です。ここは集中日というより集中週すら大きく外しての開催で、助かります。
会場は地下鉄の難波駅から直結。
改札を出ると案内の人がいましたが、大阪。ミナミのど真ん中だけに、人が多くて気づくのが大変かもしれません。
ホテルに入って8階の宴会場まで行く方が時間がかかるくらいです。「いらっしゃいませ」とたくさんの社員から声をかけていただきます。
ロビーには製品、優待商品の展示のほか、ドリンクコーナーがあり、オレンジジュースをもらって会場内に。参加者は500人近くです。
テーブル付きの席にはお土産の他、資料やアンケートが並んでいます。
定刻に社長の挨拶。
「当社は上場会社初の取り組みをやってきた。東西2会場での総会、フリーチョイスの優待、業績連動型の配当の3つです。今回さらに2つの取り組みを始めます。それは議案書に写真入りの役員紹介を載せることと、取締役全員参加型総会です」。
う〜ん・・・、悪くはないけどちょっとオーバーでは?
今までの3つは株主にも利益になるけど、今回のはそうではないしね。
挨拶が終わり、監査報告。さらに1年のあゆみをビデオで説明。司会の女性社員がいますが、この人が生アナウンスをしていました。生というのは珍しいですね。
10時30分頃から事業報告、さらに10時50分頃から役員全員が担当業務について発表します。
役員は4人で、株主通信の内容を説明、ここで財務報告もありました。
11時20分頃にようやく終わり、質問タイム、と思ったら、また社長が話し出し、予想される質問への回答です。
招集通知にアンケートが入っていて、ここに質問を書けたので、多い内容に答えたものと思われます。出来るだけ同じ質問が出ないようにとの配慮でしょう。
内容は「海外事業」「M&A」「配当政策」「株価向上」「優待制度」です。
11時半からようやく株主の質問タイム。
大阪と東京を交代でやりますが、回線の関係もあり結構手間がかかります。ボクはもうだるいので会場外に出て、トイレ休憩、ついでにコーヒーをもらって、優待品とか見ながら休憩です。
優待品はカタログとはかなり違う感じで、踏み台はめちゃくちゃ軽い!これはいいですね。あと、台車の「こまわり君」もコンパクトで魅力的です。
社員の方に聞くと、個人でもホームセンターで入手できるとのことです。コーヒーもおいしいです。ここのホテルのコーヒーは確か1000円くらいしますので当然ではありますが・・・。
会場に戻るとまだ質問が続いています。
「PB商品はメーカー品と競合するのでは」→「メーカー品と競合してプラスになっている」
「優待品の割引販売を希望」→「直販はしません。株主に取引先があるので不公平になる」
「自社株買いをしてほしい」→「以前やったが株価に効果がなかったし、発行株数も少ないのでやらない。株価を上げるために金を使うのが正しいのか」
「選択と集中について」→「プロツールに限定。災害の時に支援物資になる物をやりたい」
「リスクについて」→「日本の製造業の不景気。リスクは分散していると思う」
議案の採決をして、部長クラスの紹介があり、12時半頃に終わりでした。
この会社は個人株主を大切にしているし、社長以下とても誠実な対応が目立ちます。
しかしながら総会運営についてはひとつのイベントとして考えているのかもしれませんが、ちょっと長いと思います。
質問タイムまでに1時間半というのはかなりきつい。
役員にも場を与えたいというのも理解は出来ますが、正直言って報告書に書いていることを説明するだけで、あまり意味があるとは思えません。
東西2会場で質問に時間がかかるのは予想されるので、報告はもっと短くした方がいいと感じました。
または総会については、ビデオの報告だけで済ませて、後の部分は終了後に説明会にするとか。
12時過ぎると腹が減って、集中できないしな〜。
お土産をいただきました。
「折りたたみ軽量傘」「万能ドライバー」「コンパクトウエストポーチ」「あぶらとり紙」「ボールペン付きシャープペン」「ストラップ」「法令遵守の資料」「クリアファイル」「社内報」。
ありがとうございました。
ここの社内報はホントに面白いです。全部読んでしまいますよ〜。