田崎真珠の株主総会

平成19年1月25日 午前10時〜
場所 本社 田崎ホール

ジャンプ君さんから頂いたレポです。サンキュ〜


今年1発目の総会です。会場は神戸市の神戸ライナーと言う電車、市民広場駅近くです。

ノエビアやロック・フィールドなど総会でしか降りません・・・。
駅前から本社まで交差点ごとに社員が看板を持って立っているので、迷うことなく向かいますがどうも人が少ない。東証1部なのにこの少なさは何なんだ?



5分くらいで本社に着きます。1階が店舗になっていて、観光バスで団体客が入ってきたりします。入り口で男性社員が「おはようございます」とお出迎え。2階のホールに上がります。きれいなビルです。会場は小さな講堂といった感じで、大きさはバレーボールが出来るくらい。前はステージになっています。テーブル付きの席が10列ほど、後方に椅子だけの補助席もあり、座ると女性社員がお茶を運んでくれるんですが、私のところには来ませんでした。まあいいけどね。



出席者は120人くらい。ほとんどがスーツ姿のビジネスマン風です。周囲にはガードマン代わりの社員が配置されています。10時前に役員が入場、「時報」が流れ、10時ジャストに社長が立って、「おはようございます」と挨拶。すると会場からも元気よく「おはようございますっ!!!」と返事が。

ここは最近「サハダイヤモンド」というつぶれかけの会社に株を買われていて、筆頭株主になられているのです。そのせいかかなりのピリピリムードが伝わってきます。後方にビデオカメラを置いて撮影する了解を社長が求めます。株主はカメラ使用禁止ですが・・・。荒れたときの証拠にするのかな〜。

議決件数の報告では出席者の人数がありませんでした。これは初めてかな〜。
その後報告に入るのですが、とにかく社長がヨボヨボで、ゆっくりしか話せない感じ。裏方が用意した椅子に座って、報告は常務が行います。
招集通知を読むだけで、淡々と進み、質問の時間。事前に来た質問にまたもや常務が答えます。

「買収対応策は特定の株主を想定したものか?」→「株主共同の利益を図るためで特定株主を想定していない」(まあそうしか言いようが無いと思うが・・・)

「中期経営計画作成と公表の理由」→「従来の単体から連結に変更するとともに、公表によって責任を明確にした」

「ジュエリータワー銀座売却の理由」→「年間売り上げの1.24倍もある有利子負債の減少を図った。利益も上がるし、賃貸で営業は続く」

「在庫減への対策は」→「物の流れをよどみなく進めることが大切で、売りやすい価格への移行を進め、数値目標も出している」

会場からの発言は無く、議案の質疑に、「異議なし!」「了解」の声とデカすぎる拍手があちこち(主に後方)から聞こえます。

10時45分頃に終了しました。

会場を出るとロビーで社員と出席した株主が、仲よさそうに話しています。「備えあれば憂いなしやな」とか話していました。別のドアから会社のほうに戻っていく人もかなり多いです。ほとんどが関係者だったという印象です。ちなみに土産は無しでした。

感想としてはとにかく社員だらけ。社長がヨボヨボ。総会中座っているし、進行はほとんど常務。役員席も前のほうは「田崎」という人ばかりなのに、後ろの常務に任せている。

田崎の店自体は何回か利用したことがあり、店の人は非常に物腰が柔らかく、優秀な人が多いと思っていたのですが、この総会はとても1部上場とは思えないものでした。しょせん同族会社としか思えないのは残念。地元企業であり応援したい気持ちはあったのですが、期待は大きく裏切られました。

買収されて経営陣が交代したほうがいいかもしれませんね。


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