2668 タビオの株主総会

平成22年5月27日(木曜日) 午前10時〜

場所 なんばパークスタワー内 本社

ジャンプ君さんから頂いたレポです。サンキュ〜!!

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この日は5月総会の集中日でいくつか重なったのですが、例によってタビオに参加です。


越智会長がいる限り浮気は出来ません〜。最近は会長になられたためか、日経新聞などマスコミ露出も目立ちますが、一般人が生で話を聞けるチャンスは他にはありません。もちろん私は「靴下屋」のニュー靴下を履いてでかけました。


会社は、今年の春に移転しました。去年までは出戸駅だったんですが、今年は難波駅、大阪のど真ん中です。





どこから来る人にも便利。なんばパークスというショッピングセンターや映画館、馬券売り場まで入った新しいビルです。


出戸では階段をテクテク上りましたが、ここはエレベーターで上がるとキレイなオフィス。すっかりスマートになりました。出戸の下町的な雰囲気も好きなのですが・・・。





定刻に開会。社長はマイク無しです。





株主は3021人、出席は791人、会場にも100人くらいいます。


ただ社員株主は結構いるみたいで、監査報告からさかんに「了解!」「了解!」 との声が。もうこれはいい加減にやめにしてもらいたいですね。何かいけないことをしている会社みたいですから。


報告は社長が読み上げ。時々間違えても、笑顔で「間違えました」と修正されます。明るい雰囲気です。「靴下屋」といっても「スタンダード」「デイリーソクサー」「グランデ」「マイティソクサー」などがあるそうです。


業績は百貨店やショッピングセンターの客が減ったこともあり、売り上げ、利益とも減っています。ただネット販売を本格化しており今後は期待できるようです。


財務諸表は軽く説明して、10時17分から質問タイム。


発言は5人。1人目。

「退店の理由は」→「直営店は不採算になる可能性がある店。FCは大きい店を作るために近くにある小さな店を閉店するなど。勇気ある退店」


2人目。「メンズの展開は」→「丸の内、立川でメンズ専門店を運営。大手アパレルとの連携、移転による展開、インターネット販売の強化などチームの人数を2.5倍にして当たっている。模索から展開の年になっている」


3人目。「特損の子会社売却損の内容と減損の内容」→「タビオUKの分で売り上げはアップしたが、為替損があった。2期連続不採算の店の分を計上」


4人目。「役員報酬について」→「取締役10人、監査役5人の上限分を計上していて現状は十分。賞与は実績に応じ支給」


5人目。「UKの売り上げについて」→「子会社個別の数字は非開示。売り上げは9%上がったが利益は7万ポンドの減。ロシア人が減ったのとリーマンショックが理由。赤字だがブランド価値があり、パリにも出した」


関西では有名な演説じいさんが発言したため、長引きました〜。質問だけを簡潔に言って欲しい。


10時43分から採決。10時47分に閉会しました。


休憩の後はおなじみの懇談会です。


思えば初めて参加したときは、総会が終わったら社員株主がドッと退席して、10人ちょっとしか残らなかった。そのとき司会していた方は今は取締役です。株主が少なくて上場廃止になるのではないか、などという今は考えられないような質問が出ました〜。

初めに越智会長を中心にタビオを紹介したビデオ鑑賞です。デザイナーの方も出ておられ、ちょうど作っておられた靴下が、ボクが今日履いているモノと同じでした。自分の靴下のデザイナーを見るとは驚きです。


終了後は会長のお話。「みなさん、安くて、いい物を作ることが出来ると考えますか?」

と問いかけ、日本のものつくりは優秀であることや、中国ではまねできないことなどを熱弁。安い粗悪品が中国から入ってきて日本のものつくりが危ないことを説明されました。何度も聞いている話もありましたが、会長の話は経験があるだけに面白いんです〜。

ほんと中国産の安いだけで取り柄のないものなんか買う気がなくなります。


終了後は株主から質問。演説おじさん、またまた発言。人の迷惑を考えない人ですね。

あとは「感動した」と涙ながらに訴える女性もいました。果たしてこの人は今後タビオの靴下を買うのか・・・。メンズで1足700〜1000円するのですが、持ちは断然いいですけどね。


1時間くらいで終了。その後は同じ階にある、商品展示室を自由に見学することが出来ます。





案内の社員の方も、なんばのキレイなオフィスになって張り切っているようなお話でした。


越智会長の日本のものつくりにこだわる姿勢は共感できるので応援していますが、正直タビオがここまで大きくなるとはダン時代を知っている身としては感慨深いです。

アパレルの中では「オマケ」的な扱いを受けることが多い靴下一筋に堅実な経営をされてきたことが結実したと言えるでしょう。

ほどなく1部になる可能性もあるかもしれませんが、個人的には出戸の家庭的な雰囲気も失わずに成長していって貰いたいです。


お土産に靴下セットをいただきました。ありがとうございました。





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