3501 住江織物の株主総会

平成22年8月27日(金曜日) 午前10時〜 場所 大阪商工会議所

ジャンプ君さんから頂いた写真です。サンキュ〜!!

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関西は連日の猛暑で35度超え。暑くて暑くてたまりません。挫折しそうになりながら、今月唯一の総会に出席です。もう一つのニイタカが同じ日になってしまったので残念。





会場はいつもの商工会議所。地下鉄の堺筋本町駅から歩きです。さすがにこの道も慣れました。汗だくになって到着。Tシャツというのも気が引けるのでトイレで襟付きシャツを着て、受け付けへ。





出席票を貰って、横の休憩室に行きます。ペットボトルの飲み物を自由に入れて飲みます。
お茶1杯がありがたいです。





続いて会議室に入場。配られた環境報告書を眺めながら、開会を待ちます。

200人近く入れる部屋です。ただ今年はあまりの暑さのせいか、出席株主は少なく、60人くらいしかいませんでした。

ほとんどが関係者やOBと推察される人で、一般株主はほとんどいない雰囲気です。


定刻に開会。社長が議事進行です。


株主は6717人ですが、議決権ありは4987人、出席は1240人です。

説明は社長の読み上げと、テレビモニターが連動する形。この会社は繊維といっても服などは関係なく、カーペットやカーテンなどのインテリア、車や電車の内装関連、フィルターなどを作っている、玄人好みのメーカーです。

今期は減収ながら大幅な増益です。主に経費節減と、中国市場の成長が理由です。業績がいいのは参加していても気分がいいです。


議案まで一気に説明して、10時25分から質問タイム。発言は3人。


ところが今回はOBの方で、会社の待遇について激しく追及する、S氏がいません。

発言したらしたで、まったく一般株主には理解不能な内容なので、面倒なのですが、かなりの年配の方だけに猛暑が応えたのでしょうか。まあこれでスムーズに進むと思うとそれが甘い考えでした。


1人目は普通の株主。

「中期経営計画の内容について」

「国内収益体制の確立と、グローバル売り上げの向上が柱。売り上げは前期740億円から780億、820億と増やす。グローバル売り上げ比率は前期は12%、これを13,15,17%と年々増やしていく。


2人目は多分関係者で大量のメモを手に発言。

「計画の数字が控えめではないか」

「リーマンショックで狂ったのを立て直す。経済が右肩上がりでない現状、この数字でも厳しいが死守したい」

「自己資本比率の目標」→「今期は38%。子会社化により体質は強化している」

「シェアについて」

「家庭用カーペットは50%。車両は70%超え。自動車についてはトータルで出来るのは我が社だけで強い。インテリア部門はシェアも大きく、単価も高い。数量シェアより金額シェアが大きく、伸びている」

「投資の方針」→「リターンを求め実績も上げている」

「人材の確保について」→「毎年技術者を採用している。また経理部門も採用し、十分出来ている」

とにかく質問項目が多すぎる上に、メモがまとまっていないので、発言が延々と続き、聞いていて何が何だか分かりません。


3人目、一般株主。

「配当方針について」→「中間期末各2円50銭を目標」


4人目、って2人目のおっさんがまた出てきた〜。

「棚卸し資産100億は多い」

「6億減っている。在庫は充実した在庫で現金も増えている。攻めの経営のため適正な在庫は必要」

「役員の目標は」→「総会の趣旨から外れる」


一難去ってまた一難、とはこのことで、またとんでもない迷惑株主が現れました。来年からは発言しないか、事前に提出するなど、考えてくださいね。


11時5分ようやく採決。11時8分に終了。役員紹介があり散会しました。


この会社は一見地味ですが、技術力が高く、並み居る有名企業や、官公庁に納入している繊維会社です。

ただ「繊維」という業界が地味なのか、いまいち株価はパッとしません。老舗だけにPRなどにやや不器用な印象はありますが、業績や資産、技術、また吉川社長の姿勢などをみると、正直株価は安すぎると思います。

今期復配もしており、個人的には1ケタ上でもおかしくないと思います。地元関西を代表する企業として発展を期待します。


おみやげに、





「香りでごまかさない本当の消臭ティスパ」2個セットをいただきました。ありがとうございました。


なお、この記事の内容を管理人で無断で、自分のお土産サイトに掲載して、日本一集めたなどと自慢する恥知らずな行為はやめてくださいね。


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