三星食品の株主総会

平成19年1月26日 午前10時〜
場所 ホテル日航姫路

ジャンプ君さんから頂いたレポです。ありがと〜!!


昨日の「ずっこけ」(田崎真珠)があったので今日は出直しです。僕の家からは少し遠いので8時前には出発です。山陽電鉄の優待を使って、姫路までウトウトしながら向かいます。9時45分くらいに余裕で着き、受付で書類訂正の紙、お土産とパンフレットが入った袋を貰って入場です。会場近くには姫路城があります。



会場は去年と同じ大広間ですが、仕切りをなくして広さは2倍くらいになっています。個人株主が大きく増えているための対策と思われます。テーブル付きの席が200弱、席に着くとホテルの人が熱いお茶を持って来てくれます。おいしいです。



定刻に開会、株主9764人で出席は2384人、会場には100人弱来ています。
監査報告の後、社長による報告。ここは単体で簡単なんですが、さらに事業経過と財務諸表を簡単に説明して20分で終わり。いいテンポです。全部読んだりする人もいるんですが、こういうのは読む人は事前にチェックしているし、読まない人は当日聞いても難しいので、この方がいいですね。

質問タイムに入ります。

「訂正の紙を当日配るとは何事か。監査をやっているのか。ふざけるな」→「ごめんなさい」
(紙をよく読むと「印刷のミス」とあるので、監査をやっていないということにはならないのは明らかなんですが、興奮した株主に大人の対応でした)

「上海進出について詳しく」→「中国市場に注目してテスト販売しています。進出はその結果しだい。ヨーロッパも調査はしています」

採決に移り、10時45分に終了しました。

採決では一般株主からも「異議なし」の小さな声が上がり、社長が微笑で「ありがとうございます」という場面もありました。

休憩を挟み、11時から懇談会です。ケーキとコーヒーが運ばれてきます。さすが日航ホテル、おいしいです。



初めに社長がスクリーンを使って会社の状況や経営方針の説明をします。その後株主からの質問を受けるという形です。
懇親会があると、総会は純粋に議案の審議になるのでスムーズに行くのがいいと思います。会社によっては、議案に関係の無い発言をする人が多いので・・・。

基本方針は「特定製品への依存からの脱却」「法的規制、不二家みたいなことが起こるとつぶれてしまう。チェック体制を強化する」「債権保全の徹底」などです。質問はたくさんあったのですが主なものを紹介します。

「株主構成について」→「株主についてはこの1年で2倍に増えており、個人が97%、と大幅増。規模から見れば珍しい動きで歓迎している」

「見学会をしてほしい」→「新工場に見学ラインを作ったので実施したい」

「新分野の商品とは」→「健康食品を考えている。今期の売り上げはキシリクリスタルが85%、キシリ製品は他社も出して競合しているので、ソフトキャンデーにも進出したい」

「社会貢献について」→「企業拡大によって貢献したい。大手と同じスタンスは取れないしそういう性質の物でもない」

「宣伝が地味」→「さわやかをコンセプトにしている。カンロあめは一般認知度80%、テイカロは40%なので高めたい。ちなみに三星食品は10%以下」

「商標、特許について」→「国外についてはまだだが、国内については取っている。ただキシリについては使用できるので対抗できません」

たくさんの質問に、ざっくばらんに答える社長は見事でした。今期のマイナスなど悪い面も率直に答える姿は年の功とですが、元気一杯。ほかの役員の方があまり話されないのが残念ではありますが、株主を重視している姿勢がよく伝わって来ました。

お土産に製品をいただきました。ありがとうございました〜。


inserted by FC2 system