7829 サマンサタバサジャパンリミテッドの第16回定時株主総会

平成22年5月28日(金曜日) 10時〜

場所 セルリアンタワー東急ホテル B2F ボールルーム

サイト内の情報の無断転載・無断転用を禁止します


今月、最後の株主総会です。来月は株主総会が山盛り状態なので少し憂鬱だな〜。


会社四季報には「サマンサタバサのバッグで成長。販促に著名人起用。ネット通販やアパレル等積極経営。11年2月期は出店30強(前期20)と加速。上期中心に既存店強含む。前期の不採算ブランド改廃が奏功、発注・物流も効率化し仕入れ原価低減。広告宣伝費増こなし営業益復調。有価証券評価損ない。国内でアジア客の売り上げ構成拡大受け、10年度バッグ部門でアジア主要都市に複数出店。国内は前期テコ入れし上向くアパレル部門4ブランド出店拡大」と書かれています。


バーンデストジャパンリミテッド」「スタイライフ」はサマンサタバサグループです。


株主優待は株主セールの招待状です。1回目の株主優待はフリスクケースだったんですよね〜。


残念なニュースがありましたね〜エビちゃんの結婚。サマンサとは直接関係ないけどさ〜エビちゃんがサマンサの商品を宣伝しているから株主になったのにさ〜(ウソ)。エビちゃんも30歳なんだってね〜そうは見えなかったけど。


最近、ディズニーやキティちゃんとのコラボ商品を出しています。キャラクター頼みじゃないと売れないのかな〜?


会場の最寄り駅は渋谷駅。新宿駅からだと山手線で10分ぐらいでしょうか。


今日は噂のiPadが発売って事で〜アップルの渋谷店を見に行きました。





テレビカメラは1台だな〜。





↑右側に写っているトラックの辺りがお店です。




行列は左側にも続いていて最後尾は見えません。銀座店には1200人が並んだそうですが渋谷店は何人だったんですかね〜。


寄り道をして会場に到着したのは、9時45分。





この会場は今月2回目です。





受付して会場に入ります〜エビちゃんいないかな〜。





飲み物は無し〜。





会場には400席ぐらい用意されています。出席株主は250人ぐらいでしょうか。


寺田社長の挨拶、株主数議決件数、監査報告、召集通知の説明、議案の説明があり、10時27分から質問タイム。


こちらの株を買った時は1株250万円ぐらいだった。2株に分割して100万円ぐらい。1時3万円ぐらいになって今は8万円ぐらい。100万から3万円に下がった時に経営がどうなったか心配になった。低い株価をどう思っているか?何でこんなに酷くなったのか?

株価については日々気にしている。株価を上げたいという気持ちは経営者としてある。株を上げる為の良い手があるわけではなく、株価は市場が決めるもの。ただし上場した時の売上と利益率が非常に高かった。その後、会社を成長させる為にM&AやTOBでスタイライフというインターネットの会社を買ったりという事を通じて、その部分の業績を反映させることが出来なかった。それが株価低迷につながったという認識は持っている。企業は中期的にも長期的にも成長が必要だという観点から、ブランドビジネスを遂行するという事でアパレル事業、インターネット事業が必要だという判断の中から、我々は投資を行ってきた。こちらの方がこれから花を咲かせる時期になっているので、今後ともご期待していただきたい。


平均勤続年数が2.6年。どう思っているか?

2005年から新卒の採用を始めた。従業員900名のうち180名手程度は新卒で採用している。新卒の比率が大きい。その当たりが平均勤続年数2.6年になっている。一昨年は1.7年という状況だったので徐々に勤続年数は伸びてきている。他のアパレルに比べると離職率は低い。彼女たちをしっかりと教育して更なる出店に備えている。


株価対策について。昨年株価が3万円ぐらいになった時にこれは持っていない方が良いと思って、総会に出る為の1株を残して売却した。1500万円ぐらいの損失を出した。きちんと株価対策すれば底割れする事は無かったと思う。
私は数年前にも株価対策はしないのかと質問した。社長は株価対策する必要は無いと言っていた。個人株主向けでも株価対策をしている所は、業績が悪くてもある程度の歯止めにはなっている。そういう対策をもっとやって欲しい。
配当ではなくて株主優待という手もある。当社の株主優待はセールみたいな事をやっているが、そこにおいてある商品は店舗に置いてあるのとはぜんぜん違いますよね。売れ残った物。セールでも売れ残ったら軽井沢のアウトレットに持って行って半額セールで売る。
そういった物を株主特別価格といって販売してるのは株主に対する侮辱だと思う。どれだけの株主がそういう事を知って買っているかわかりませんが、同じものが同じ価格で軽井沢のアウトレットで売っているのを見ました。それで株主の特別価格なんでしょうか?
株主セールで出しているのは前のシーズンの物とか、はっきり言って売れ残りですよね。そういうことで良いんですかね?そういうところが株価にも現れていると思う。株価というのは市場が悪ければ悪くなるし、業績が良くなっても元の株価に戻らない事もあると思う。
ですがそこでしっかり株価対策、株主対策をやっている会社はある程度の所で歯止めがかかっている。当社は3万円までいったって事は歯止めがきいていなかったという事。株価が悪くなったか困るのは株主だけではないのです。会社だって資金調達するときに困るんじゃないんですか?
例えば第三者割り当て増資をする時に発行枚数がぜんぜん違ってくる。あと社会的信用性。お金貸してくれと言ったって貸してくれなくなる。そういう事を考えたら株主だけじゃなく会社にとっても悪いことだと思う。従業員だって持ち株会で株を買っている人もいるだろうし。すべてにとって良くないわけだから、もっと株価対策をやって欲しい。

私は株価対策をする必要は無いと発言した覚えは無い。我々は上げていきたいという気持ちである。取締役会でも議論している。必要では無いと思っていない事をご理解いただきたい。株主様に喜んでもらいたいという事で株主様限定の販売会をやっている。その中にはもちろん商品の品揃えという意味でたくさんの商品を持ってきているので、まさにアウトレットで販売している商品もあります。
ただし、売れ残りだけを置いているわけではない。昨年度からインターネットでも優待販売をやっている。こちらの方も売れ残りではなくて、いまお店で売れている商品、なおかつお店で売れていて在庫が無いような物も株主様限定で割引販売をしている。株主様にはいつもご協力して頂いているという観点から株主優待についてもUPをしていこうと思っている。
もちろん100点満点を取っているとは我々は認識していないのでもっともっと喜んでもらえるような物を追加していきたい。株価が悪い事はすべての人にとってマイナスであるという事も認識している。株価対策、自社株買いだとか色々な事を取締役会で取り上げているが、1番の手当ては業績を上げていく事。サマンサタバサが期待されて世界で戦っていける、業績を上げていける、という事が1番の株価対策であるのは事実。それを信じて取り組んでいる。


去年も同じ質問をした。株主優待の券が使いにくいと言った。今の券は1枚の券で2日分。ちょっと使いにくい。

その質問は覚えている。昨年の春のまでのチケットは東京会場、大阪会場で合計4日分が1枚であったが、昨年の秋からは大阪、東京、別々に分けて作った。いま頂戴したご意見を参考に対応したいと思う。


株主優待の件。株主限定のアイテムを作って欲しい。ステッカー、ピンズ、ストラップでも良いのでお願いします。

貴重なご意見として承る。来年の株主総会にはしっかりとお答えできるように検討したい。


去年、設計から製造までの期間を縮めると言っていたが何日ぐらい縮まったのか?

会社の営業の都合から明確には言えないが、この1年で15%ほど期間を早短縮した。まだ満足していないのでよりいっそう短縮したい。生産は中国でやっているが現在は60日ぐらい。最終的には45日ぐらいにしたい。


従業員の中で障害を持った方は何人ぐらいいるのか?

12名ぐらいは働いている。通常の健常者の方々と一緒に会社の業務をしている。平成20年から初めて現在12名になった。現在も障害者の方々の面接をしている。


インターネットビジネスは70億円ぐらいの売上。売上の1/4になっていて重要な部門になっていると思う。バッグの売上が厳しい状況ではインターネットでどれだけ利益を出すかが大きな課題だと思う。今後の具体的な取り組みは?それが利益に対してどのようなインパクトがあるのか?

独自のファッションイーコマースサイト「WWCITY」を4年前に立ち上げている。ネットで普通に洋服を買う時代がやってくるという事で立ち上げた。その後、ヘラクレスに上場している「スタイライフ」という会社を買収した。これからインターネットで洋服を買う時代の幕開け。
他社の「ZOZOTOWN」という東証マザーズに上場している会社(スタートトゥデイ)が300億円以上の売上を上げている。スタイライフをゾゾタウンに負けない企業にしていく為にあらゆるエリアの方と共用して、その付加価値、利便性、魅力、優位性を作っていくという事で、現在色々な企画、プロジェクトが進行している。利益に関してですが中長期的にインパクトを与えられるようにしたい。メディアとして力をつけてメディアとして利益率を上げていく。


海外進出。アジアに出て行く。どういった価格帯で出すのか?デザイン、商品力を上げる為に何をしているのか?

日本でやっているサマンサタバサの色々なブランドは日本のマーケット向けでやっている。これから進出するアジアの地域、例えば韓国、台湾、中国、マレーシアなどそれそれマーケットは違う。その地域地域のパートナーの方たちと、じっくり話し合い、マーケティングを行って、その地域にあったブランド戦略を行おうと考えている。
例えて言うと日本で行っているサマンサタバサのバッグだけでお店を作り、プチチョイスというお財布だけのお店を別の場所に出店をするというのが日本の戦略。もしかしたらアジアのどこかの地域ではサマンサタバサとプチチョイスが一体化したようなショップを作るというような事もあるかもしれない。
価格帯は例えば韓国の百貨店のハンドバックの販売価格帯は3〜4万円。日本は3万4万5万円は苦しいマーケット。各地域において色々なブランド戦略をやる。基本的な戦略はしっかりとしたパートナーシップ、その国の事情を良くわかっている方々と一緒に手を組んでやって行く。多くの国から多くの企業の方から政府の方も交えてサマンサタバサをとにかく出店して欲しいという依頼が非常に来ている。出たくても出れない状況ではなくてパートナーの選定を行っている状況。


私は株価が安い所で仕込ませて頂いたので儲かっています。先ほどの方には怒られそうですが。男は物を買わないんですけどね、メンズを増やして欲しい。御社に行ってちょっと買わさせて頂いた。(社長・ありがとうございます)ぜひメンズを増やして欲しい。

メンズは百貨店の引き合いが多い。今年の秋に数店舗出す。


KPI(重要業績評価指標・企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標のうち、特に重要なものを指す)をきちんと設定しているのか?

今年1月から各部署でKPIを見えるようにしようと動いている。はじめたばかり。来年の株主総会では具体的に披露出来ると思う。


4年前の総会で東証マザーズは不安定なのでいつか東証1部に上場したいと言っていた。その後どうなったのか?

テーマとしてやっている。そういった意味での執行役員制度など、色々な部分で1部上場の準備を続けている。一昨年非常に厳しい状況、サマンサタバサ単体では良かったが連結の会社とか株式の評価損があったりと厳しい期間が2年ほど続いた。その期間も上場に向けての組織作りをしていた。これから上昇気流に乗るので、それを1つの追い風として1部上場への鞍替えをしっかりとやりたいと考えている。諦めているわけでは無いし、しっかりと準備はしている。


検品、商品の品質、カスタマーセンターについて聞きたい。株主優待セールで缶バッチが20個ぐらい付いてくるバッグを買った。そのうち1/3ぐらいの缶バッチが不良品だった。株主優待については交換は出来ないという事だったが、中のビニールバッグに入っているものだったので確認できなかった。
株主優待用の電話番号にかけてカスタマーセンターから物を送ってくださいという事になって、カバンは壊れていないのにカバンごと全部送れとという事になって、買ったんだから早く使いたいんですけどと言ったが、とりあえず全部送ってくださいという事でした。
缶バッチそんなに壊れているのに気づかないのはどうしてか?検品についてどうやっているのか?カバンを返品という話の時に送料は着払いでとか後払いとか話が無かった。自分が壊したわけではないので自分が送料を払わなければならないのか疑問に思ったので「着払いで良いですか?」と確認をしたら「着払いで結構です」と言う回答だった。そういう場合、着払いか元払いか後払いか発送について案内が無いと困る。どんなに良い経営戦略や商品を出されても顧客は逃げていくと思う。

不愉快な思いをさせてしまいまして、会社を代表して申し訳ありませんでした。品質管理は十分注意をしているつもりでしたが、いま改めて認識した。早速、今日総会が終わってから品質管理担当者と話す。不愉快な思いをさせないように有識者や顧問が揃っているので改革をしっかりとやる。カスタマーセンターの対応ですが、昨年立ち上げて意識統一、認識、教育が不足している事を改めて感じた。しっかり会社として対応したい。


優待の話が多いが、株主に対する還元というのは配当の増額、自己株の消却の方が本質だと思っている。アジアが目処がついたら考えてもらいたい。アジアの事業はどれぐらいで軌道に乗ると考えているか?

業績がもっと上がっていけば配当等も考えたい。アジア戦略はアジアに出て行きたいけれども場所が無い、相手がいないという場合はかなりの投資が必要になってくると思う。我々の場合はぜひ一緒にやりましょうと言う方がたくさんいるので、アジア戦略はあまりお金をかけないで最大限の成果を得るというような考え。私も含めて役員が世界を回っているので期待していただきたい。新しいブランドを立ち上げるのでは無いので、新宿に新しいお店を出す、渋谷に新しいお店を出す、というイメージで出店をしていきたい。初年度から利益を出せる体制で臨みたい。


国内はブランド別で出店すると言っていたが、新宿に良く行くが新宿には色々な所にお店がある。色々な所に点在していているので、全部のブランドが揃うような大きな旗艦店、イメージ店を出した方が良いのでは?

今日、現在国内に196店舗ある。各ブランドが相応しい場所、好立地に出店。客層にあわせながら出店。表参道のお店がベガを除くすべてのブランドが揃っている。そういったパワー店舗を作っていく考えもある。


アジアのCM戦略は?

ワールドワイドに契約を変えてアジアでも我々のイメージモデルを使っていくと方法と、現地の有名な方、有名な雑誌、テレビなど、日本のやり方と現地のパートナーの考え方を組み合わせてやる。


従業員の平均残業時間は?最近のニュースで業種は違うが4月に入社した人が8月に過労死するというのがあった。そういうことがあると評判が悪くなる。

平均30時間未満。勤務時間の管理は人事総務の他に保健管理労務士にも入ってもらっている。


株主になったのは日本発のブランドだから応援したいと思って。サマンサタバサ=ギャルの商品。周りの友達に聞いてもギャルギャルしいと言われる。男性の商品はゴツゴツした物が多い。商品を見ても会社のロゴだらけのものが多い。それってデザイナーさんじゃなくても素人でもデザイン出来るかなっていう商品もある。良い物はロゴが無くても売れる。
例えば今日私が持っているカバンはサマンサの商品だけどロゴがまったく無いもの。結構満足している。カゴバックとか可愛いので欲しいけど全面的にロゴがドーンと出ていたりする。このロゴさえ無ければ買うって商品がいくるかある。私だけじゃなく回りの友達に聞いてもそういう意見を聞く。機会損失だと思う。

貴重なご意見として検討する。


先週韓国に買い物に行った。みんなビトン、グッチを持っていた。そこに入る自信はあるのか?コピー対策は?

ルイビトンとかグッチとか所有率でいったら日本の方が高いと思う。その中で我々はやってきたので韓国においても我々はやっていけると強い自信がある。コピー対策の観点からも現地の有力なパートナーとやりたい。


11時23分、質問タイム終了。


議案の採決、新任取締役の紹介があり、11時27分に株主総会終了。


お土産は、





サマンサ ベガのトートバッグ  約35cm×35cm
コーポレートブック 2010


案内係は男ばっかりでつまらね〜って感じですが、執行役人にスゲー美人がいました。歌手のCharaを10歳若くした感じ〜。


株主総会は終わりましたが〜今日は色々と忙しい。





昼飯は渋谷の吉野家〜「並、ツユダク、卵、味噌汁」〜





渋谷のヤマダ電機に行って〜上戸彩のお父さんを見て〜





渋谷で映画を見て〜





銀座に移動してソニービルで新型のデジカメを見て〜





銀座の播磨屋フリーカフェで食べて飲んで〜





有楽町の駅前で演説を聞いて〜





新宿に移動してチキン亭で早めの夜飯を食べて〜





FOREVER21新宿店 プレ・オープニングパーティに行って〜


家に帰ったのは22時半〜。


サイト内の情報の無断転載・無断転用を禁止します


inserted by FC2 system