2910 ロック・フィールドの株主総会

平成22年7月28日(水曜日) 午前10時〜  場所 神戸ヘッドオフィス

ジャンプ君さんから頂いたレポです。ありがとうございます!!

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7月はジャンプ君はここだけです〜。関西は暑いので5,6月みたいなラッシュだったら、熱中症で倒れているでしょう〜。


ロック・フィールドはボク認定の、関西の話の面白い社長ベスト3にランクされる岩田社長と会えるので楽しみにしています。しかも去年から株主の声を聞いて、あの悪名高い試食会を取りやめたので、いい雰囲気に。さすが、岩田社長。

また、これも株主総会で発言した株主の要望を取り入れた形で、阪神線からの送迎バスも出来ました。神戸に来る人はほとんど阪急、JR、阪神のそれかを使うので完璧でしょう。





ボクは徒歩圏内にあるJRのバス乗り場に行きます。乗り場には大型バスが並んでいて、順番に発車。





車内でパンフレットを見ながら、女性社員が会社の説明をしてくれます。





20分くらいで到着。





スロープを使って3階の受付へ、早めに着いたので第1会場へ案内されます。スクリーンでは「元気の木保育園ブログ」が映写。





司会の女性社員は今年は交代していました。「猛暑ですので、気分が悪くなった株主様は社員に声を掛けてください」と案内。休憩室を用意されているようです。


定刻に開会。株主は15544人で出席は5749人、会場は400人くらいです。遅れた人は第2会場みたいです。


事業報告は湯浅専務から。普通の会社は事業報告と、財務諸表の報告を分けてやりますが、ここはクロスさせて分かりやすく説明されるので素人には助かります。

減収増益になったようで、利益率は4.4%だったとのこと。人件費の改善大会を全社で展開、一般経費は毎月ゼロベースで見直し、社員の経営参加意識を高める、残業時間抑制、原価率の低い商品を積極的にセールス、材料ではオイルをヘルシーな物にしたのが結果的に安く上がった、また野菜の高騰に備え、契約農家により安定させた、などが理由です。


10時25分から岩田社長が今後の課題を説明。


外食は1997年に29兆円の市場規模だったのが、平成20年には24兆円に減った。

一方中食は8兆円に増えている。少子高齢化の進行、女性の社会進出、核家族化で中食はまだ伸びる。「サラダカンパニー」「食育の推進」「お客様満足度100%」を目指す。

RF1はサラダを通してバラエティーあるそうざいを展開。

いとはんなど他のブランドはまだ店が少ないだけに出店余地があると思う。

食育新聞を80万部発行して好評。

安藤忠雄先生デザインのサラダボウルを作り、お客様にプレゼントした。

また社員にも20億円を利益が上回ったら還元すると約束し、決算ボーナスを出した。

今後は「株主様満足度100%」を目指す。創業40年には配当50円を目指します。
(株主から大拍手)

また9月に神戸元町に未来型神戸コロッケの店舗を出す。

上海万博日本産業館にも出店します。


以前聞いた話があるのは、今回初めて参加された株主もいるので当然でしょうが、さすがに話は退屈しません。暑さも忘れますね。


11時から質問タイム。発言は4人。


初めのオバサンがくせ者でした〜。

「足が悪いので座ったまま発言する。足が悪いのに3階の受付まで歩かされた。キュウリが嫌いで入っていない商品を買ったのに、他の商品のものらしきかけらが入っている。改善されない。客の声を売り場に反映させると言っているのに」

「エレベーターの案内もしているが十分でなかった。お詫びしたい。キュウリの件は担当役員に説明させる」

担当役員「申し訳ない。野菜のカットについては野菜を切った後、洗浄、消毒した後、別の野菜を切っているが、そのときに一部残った物だと思います。十分注意します」

オバサンは「かけらでも入っていると食べられない」と食い下がります。

岩田社長が「株主様の思いを私から幹部に伝えたい。アレルギー物質だったら大変なことで十分注意します。今度そういうことがあったら、私に電話してください。担当役員は今回昇格したところだが、降格させます」


15分くらいオバサンが粘って、だるかったのですが岩田社長はさすが格が違いますね。

見事に納得させました。私ならキレてますね。素晴らしいです。


2人目がまた問題株主。

「三井住友では給料を現金払いするときに、本社まで取りに来させている。御社は社員に優しい企業だと思うがどうしているのか」

「社員満足は図っていく。事故もあるので給料は振り込みです」


って、このバカ株主、ボクのレポを見ている人なら記憶があるかもしれません。マックスバリュ西日本で同じ質問をしたバカです。要するに三井住友銀行になんらかの恨みがある人で、それを株主に言いたいのでしょう。7分も使って大迷惑です。


3人目。やっとまともな株主です。

「玉川工場の役割は」→「商品は神戸と静岡の拠点で作っている。玉川は小さな拠点です」

「生え抜き役員がいない」

「私が上場企業にふさわしい人を育てきれなかった。上席執行役員にはいるので将来は出てくると思います」


4人目。

「プリパッケージ商品を増やすと言う話があったが増やして欲しい。エビぷりぷりサラダが好きだが、日によってエビばっかりだったりブロッコリーばかりだったりする」

「申し訳ない。改善する」

4人目のおじいさん、「老人のお願いですが・・・」と控えめに言っていましたが、これ結構ボクも同意しますので嬉しかったです。質問も短く簡潔だったし。

RF1のサラダって「100g399円」とか量り売りなんですが、これが男には分かりにくいです。

軽く入れて貰ったつもりでも、すぐに2,300gになるので1000円くらいになってしまうので、パック売りだと嬉しいですね。


11時30分から採決。役員と執行役員全員を紹介して、11時35分終了です。





報告、課題、質疑が上手く30分ずつでバランスの良い運営でした。岩田社長は話が乗ってくると元気になります。年齢の割にはスマートな体型なのもサラダのおかげでしょうか?





総会に行くといろいろな経営者と会えるのですが、情熱があり、株主というか相手に誠実に対応される態度がはっきり分かる人はなかなかいないです。総会だからどうしても事務的な部分になってしまうのは仕方ないですけど。岩田さんは誠実さが溢れる点では間違いない1人です。

RF1の総菜は、確かに値段は張ります。ここだけで全部買うとレストランと変わらないかもしれませんが、こった品物が多いので1品でもあると贅沢気分が味わえるのがいいです。

ちなみにボクは「いとはん」の「大根サラダ」が好きですね。





お土産に、話にも出た「安藤忠雄先生デザインのサラダボウル」をいただきました。ラッキーです。ちょっと洗いにくいが・・・(笑)。





ありがとうございました。


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