9637 オーエスの株主総会

平成22年4月27日(火曜日) 午前10時〜  大阪市・新阪急ホテル

ジャンプ君サンから頂いたレポです。ありがと〜!!

サイト内の情報の無断転載・無断転用を禁止します


関西の映画館会社、阪急東宝グループのオーエスの総会に出席です〜。まあ関西以外の人にはほとんど無名でしょう。

ちなみに私、ジャンプ君が初めて買った株がこの会社です。かつては祖父も保有していました。昔は、映画館はたくさんあり、大阪から、四国、岡山、広島にもありましたが、今は兵庫県にしかありません。

会場は恒例の新阪急ホテル、阪急梅田駅から0分なので、便利です。





受付を済ませて宴会場に。細長い部屋です。





定刻に開会。株主は4853人、出席は1237人で会場には200人くらいです。

今年は東宝の松岡会長も出席されています。報告はスライドを使いながら社長が読み上げます。ただ宴会場なので天井が低く、スクリーンは前の人の頭がじゃまで、見にくかったです。改善すべきでしょう。

映画と不動産は増収だが、ホテルとゲームセンター、飲食は減収とのことです。

この会社の特徴は99%が、数千株保有の個人株主ということです。


10時29分から質問タイム。


1人目。

「飲食店がどこにあるか記載されておらず分からない。気配りが足りない」

「議案書は法定の記載事項を書いており、指摘の部分は事業報告書に載せております」


2人目。

「1株当たり利益はどれくらいが適当と考えるか。配当の考えは。映画の利益が少なく、不動産で儲かっている」

「映画の利益率は低いのは事実。映画館がシネコンに変わっていて、設備が大きく、投資がかさんでいる。またデジタル化の投資もある。今後は利益が上がると見ている。配当は長期安定配当方針。利益は今期くらいが一つの目標です」

この株主は納得せず、収益予測の詳細を求めました。→「映画は作品によるぶれが大きく、具体的な数字は差し控えたい」

この回答になぜか株主が納得せず、「経営計画が無いのか。そんな会社は聞いたことがない」などと的外れな抗議を繰り返します。

たまりかねた他の株主が「議事進行」と発言しましたが、「いい加減だ。がっかりした」とか訳の分からない発言。

もしこれを読んでいたら、2度と総会には来ないでね〜。

まあ、社長も、このような全く的外れで非常識な人がいることを想定して、一般的には詳細な数字を開示しないことが多いことを丁寧に言えばよかったのでしょうが・・・。

ちなみに、変動要因が多い場合に、予想業績の数字を開示しない例は割とあり、最近では鉄鋼や消費者金融が業績予想の数字を非開示にしています。

また、映画関係の利益率は確かに低いのですが、ボクの持っているテアトルや東映も似たような利益率と収益構造で、今は映画産業の転換期であると考えられます。


3人目。初めてまともな質問です。

「株価が低迷していることをどう考えるか」

「資産の有効利用として不動産賃貸を主力に。梅田楽天地ビルのリニューアルをした。東京への分散所有も図っている」


4人目。

「大阪の株主の方が多いと思うが、TOHOシネマで邦画だけでなく洋画も見られるようにして欲しい」

「株主は兵庫県が64.3%、大阪府が22.6%。大阪に映画館が無く申し訳ないが、自社の映画館を見て欲しいという趣旨ですので了解願いたい」


5人目。

「京都のTOHOシネマでも優待が使えるように出来ないか」→「京都の株主は96名。申し訳ないができない」

「総会後の上映会がなくなった」

なんかまたヘンな株主が出てきた。もう我慢の限界で無念の退出。

初めに書きましたが、ほとんどが少数保有の個人株主のため、発言が苦情みたいな物ばかりでした。昔はこんなことなかったけどな〜。


お土産に





「らくやんカード」500円分をいただきました。ありがとうございました。


サイト内の情報の無断転載・無断転用を禁止します


inserted by FC2 system