2217 モロゾフの株主総会

平成23年4月27日午前10時〜  神戸市・コープこうべ生活文化センター

ジャンプ君さんから頂いたレポです。サンキュ〜!!

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お菓子のモロゾフです。神戸にある企業の中では全国的にもっとも有名な会社のひとつといえるでしょう。

会場はコープの施設。最寄りはJRの住吉駅ですが、ボクは徒歩圏内なので案内がいるかはわかりません。近いのでうれしいです。





受付を済ませて、会場入り口でお菓子とお茶をもらいます。





会場内にはパネル展示と臨時のお店が出ているので退屈しません。





椅子が300くらいあり、ほぼ埋まっている感じです。





定刻に開会。初めに社長からこのたびの震災のお見舞いと、会社の状況についての説明。仙台で被害があり、仙台工場は閉鎖、仙台営業所は移転となったそうです。


報告事項はスクリーンと、尾崎専務の読み上げで実施。景気の影響もあり菓子売り上げは落ちたが、営業強化と経費節減で黒字化達成です。


10時23分から社長が議案の説明、10時26分から質問タイム。

発言は4人。


1人目。
「銀座と阪神では地域モロゾフ製品を扱っているが、私の住む名古屋でもできないか」→「『ここだけブランド』はマスコミにも取り上げられ人気になる。名古屋でも出来るよう考えていきたい。アイデアがあれば教えていただきたい」→(株主)「地元産物をつかってほしい」→「モロゾフしかできないものを作っていきたい」


2人目。
「仙台での人的被害はあったか」→「従業員は無事でした」


このあと、手が挙がらないのを見て、川喜多社長は「せっかくの機会ですのでぜひご意見をお聞かせください」と促します。さすが営業のベテラン、株主も客の代表と見ているところが立派な姿勢です。ほかの経営者も見習って欲しいです。


3人目。
「仙台工場を船橋に移すことについて」→「仙台工場と営業所は1980年に若林区に設立。地盤が弱く、液状化がひどくて使えない。立て直しは費用がかかり出来ない。船橋は余裕がある。雇用は転勤や店への移動で守っていけます」


4人目。
「チョコレートなどは輸入品も多い。新しいお菓子に挑戦してはどうか」→「毎年の売り上げの10%は新商品。また50%はデザイン改良で。合計60%を毎年替えている。伝統は守りながら替えていく。ブランドの範囲を守っていきたい。『アレックス&マイケル』『モロゾフグラン』では新商品を売っている。今後も当社の強みを生かして開発を行う。和の素材を使ったものを考えたい」


採決前に株主数報告。10時20分現在、株主9871人、単元株主7926人で、出席は2513人、会場には200人くらいです。


10時46分から採決、新社長の紹介があり、10時48分閉会。


関西はスイーツ激戦地で、新しい店がたくさんあります。しかし、伝統のある会社は意外に少ないです。その中でモロゾフは誰にでも喜ばれる安心感があるブランドです。

ナントカロールなど、最近出てきたにわかブランドにはない味があるのは間違いなく、これからも神戸を代表するブランドとして発展してもらいたいです。


お土産に





「オデット・モロゾフ80周年記念缶入り」をいただきました。ありがとうございました。


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