2318 クレスト・インベストメンツの株主総会

平成23年10月28日午前10時〜  大阪市・ホテルグリーンプラザ大阪

ジャンプ君さんから頂いたレポです。サンキュー!!

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もともと企業コンサルティングを行っていた「中小企業投資機構」が社名変更した会社です。

初めて総会に参加します。


ここは、1株で議決権1個なんですが、株価が30円くらいで、日本で一番安く株主総会に参加できる企業ですね〜。


上場経費が大変なのではないでしょうか。


来年は倒産している可能性が高いので、今年出席しておこうかと。


場所は梅田駅から10分くらいで着きます。土地勘があればなんてことないですが、ちょっと裏手になります。むろん案内を出す経費もありません。






会場は結構おしゃれな「隠れ家的」なホテルです。





エレベーターで7階に上がると直ぐ受付です。お土産については招集通知に「とりやめ」のお知らせがありました。


当然おなじみのクレクレ軍団はがっかりしたのか、姿が見えません。





会場は150人くらい収容の広間ですが、ボクが9時45分に着いたときは5人くらいしかいませんでした。結局20人くらいの出席でした。





株主は17580人います。出席者の報告は無し、株数のみでした810万に対して出席は329万です。

定刻に開会。震災の見舞いはありません。


報告はスライドとナレーション。スライドはお金がないのか簡単なモノでした。説明は書類と同じ。ただ単体についても丁寧な説明がありました。


まあ主に野菜卸売りで利益を上げているが、全社としては赤字で債務超過になったとのことです。って、これはどうしようもない状態というのではないでしょうか???


10時27分から議案の上程。10時30分から質問タイム。発言は4人7問です。


1人目
「整理回収機構からの借入金の返済のめどは」→「良好な関係で期限の延長を得ております」


2人目
「倒産、上場廃止のリスクは」→「本日有価証券報告書を提出、1年で債務超過を解消できなければ上場廃止になります」


3人目
「債務超過解消の手段は」→「アドバイザリー契約を結び、再建を図る方向性ですが、具体的にはありません」


4人目
「セグメント別では利益が出ているのにトータルではなぜ赤字になるのか」→「全社的なコストにより赤字になっています」


5人目は1人目と同じ人
「株価が安すぎる。早く改善するようがんばって欲しい」→「激励の言葉ととらえてがんばります」


6人目は3人目の人
「アドバイザリー契約の相手方についてどんなところか」→「世界4大監査法人の系列で再建に実績があるところです」


7人目は4人目と同じ人
「特別損失を解消できるか」→「今後の投資では出さないようにする。保守的な投資方針で行きます」


10時45分から採決、すべて可決して10時47分閉会。


非常に淡々と終了しました。7年前の最高値は496000円ですから、1万分の1まで下がってます。やはりここまで株価が転落すると、意外に平穏に終わります。株主もあきらめているというか・・・。

黒沢社長も東大卒で第一勧銀なんだから、大もうけするつもりだったのでしょうが、まさか野菜販売をするとは思っていなかったのかやる気無しです。

早く倒産して社長を辞めたい感がありありでした。赤字でもなんか面白いところがある会社もあるのですが、ここまでやる気のない会社は珍しいのではないでしょうか。

まあこういう上場会社もあるということは知っておいて勉強になったかな。


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