本店は京都、本社は東京にあり、会場は「大阪店」です。もともと大阪が主力だったようですが、東京に移転、総会は大阪で開催です。
最寄り駅は地下鉄の江坂駅。歩いて４，５分です。
御堂筋沿いなので、普通は迷わないと思いますが・・・案内がいたのかは分かりません。
４，５分前に何とか到着〜。入り口に出迎えの人がおり、女性社員にエレベーターで１０階まで案内されます。なんか役員みたいで緊張しますね〜。
受付で出席票を貰い、休憩室に入りますが、もう時間も無かったのでそのまま会場へ。
こぢんまりした中にも清潔感がある部屋です。役員席も高くありません。パイプ椅子が並んでいて１００人くらいは入りそうです。
定刻に開会。株主は５１５５人で出席は１８１０人、会場には３０人くらいです。社員もいるでしょうから、一般株主は１０人くらいかも？
社長の挨拶、監査報告の後、事業報告は北村専務から。
モニターに概要が映り、分かりやすいです。ファッション業界はどこもそうですが、キングもなかなか苦戦。売り上げは落ちていますが、経費の見直しや特別損益の改善もあり、営業大幅増益、経常も横ばいです。
あと地味なところですが、財務諸表が、今期の数字の横に前記の数字が「参考」として記載されています。前年とどの項目が変わったか、簡単に分かるのです。
沢山の書類を見ましたがこうした工夫をしている会社は初めてで、よく気がつくな、と感じました。「利益率が大幅に向上した」という説明も数字が目の前にあるので納得です。
１０時１８分から議案の説明があり、１０時２５分から質問タイム。
発言は１人。
「西新橋のビルを購入しているが目的は」→「旧ＴＣＭのビルを２３億円で購入。霞ヶ関から２００メートルにあり、需要が見込める物件。長期的、安定的な収入を得ることで経営安定を図る。５月末に退去され、改装が１０月に完成、４％くらいの利益を上げる見込み」
「手持ち現金が９０億円あるが」→「あくまで本業集中が基本。少し年齢の高い層に向けたアパレルの新規ブランド、ショップへの投資。また運転資金として必要な物である。自己株式取得も考える。不動産収入も安定に寄与すると思う」
１０時４１分から採決、役員紹介をして、１０時４４分に終了。
アパレルの中では地味ですが、堅実な経営をされているようです。中間層の年齢を相手にしているだけに、なかなか財布の紐も堅くて、厳しい面はあるかもしれませんが、ブランドは豊富で、デザインもなかなか上品に思います。
ショッピングセンターなどを中心として出店しており、価格も中価格帯でいい感じです。またまた投資対象としても配当利回りがよいのでいいかもしれません。好印象の会社でした。
数日後、総会出席の礼状とともに、自社取り扱いブランド「ｏｎｇｏｏｖ」のハンドバッグが宅配で送られてきました。結構いいものです。ジャンプ君は使えないですけど・・・。ありがとうございました〜。
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