２年ぶり参加の情報企画。金融機関向けの会計システムを開発して売っている会社です。
ピンからキリまでのマザーズ上場会社ですが、ここは取引先が堅いので比較的安心できる会社ですね。総会は関西ではとても珍しい午後開催です。
会場は、本社の研修センター。自社ビルではなく貸しビルのフロアを借りているようです。
最寄りの本町駅からは徒歩５分、と案内にはなっていますが、この本町駅は地下鉄屈指のくせ者駅で、ボクの利用する御堂筋線からは、中央線のホームまで歩き、さらに中央線のホームを端から端まで歩き、さらに四つ橋線をまたがなくてはならず、駅から出るまでに１０分以上はかかります。これなら別の駅名にした方が親切かと思いますが・・・。
とにかくせっせと歩いて、会場に到着。
会場は普通の会議室みたいな部屋を２つに区切り、半分が受け付け、半分が会場です。
平日の午後ということもあり、オバサン軍団が目立ちます。社員に勧められても、前の席には行かず、後ろの補助席にずらり〜。来なくていいです〜。
定刻に開会。株主は２８０６人、出席は８７２人、会場には１００人ほどです。
報告は社長の読み上げとスライドによる解説です。前期の赤字から、見事黒字復活しました。今後は金融機関だけではなく、一般企業向けのシステム開発にも力を入れるそうです。
１時４５分から質問タイム。発言は５人。
１人目。
「配当方針は」
↓
「内部留保を重視していたが、出来たので、４０％を配当しようとしてきた。最低２０００円を基本としている。今期は黒字１億３０００万円なので２０００円とした」
「特許を取ったシステムについて教えて欲しい」
↓
「ＩＦＲＳ対応のリアルタイム連結で取った。子会社の決算が出そろってからではなく、仕訳の段階から連結する。国際会計基準と日本基準が混在している場合も計算し直して連結する」
２人目。
「現預金１８億円の使い道」
↓
「Ｍ＆Ａを過去３件やったが失敗した。調査研究費が１億８０００万円で自社開発のほか会計士法人やＮＰＯと連携して開発するために使っていく」
３人目。
「法人税減税の影響」→「まだ決まっていないが決まればありがたい。有効に使う」
４人目。
「第１の柱の今後は」
↓
「金融機関の内、信金向けが売り上げの６割だったが、共同センターが７から２に集約されたため売り上げが半減した。信組は平常通り」
５人目。
「社外監査役が処分を受けた高木証券の監査役も兼務しているが」
↓
（当該の監査役が答弁）「処分を受けたのは残念ですが、がんばっていきます」
２時７分から１つしかない議案の審議、可決して２時８分終了。
続いて「会社説明会」ですが、開始が３時からで１時間近く空きます。仕方ないので、外に出て写真を撮ったり、コーヒーを飲んだりします。
ビルの外では、オバサン軍団がたむろ。どうも土産の内容が気に入らないようで、その話をしています。もう来年は来なくていいから〜。
というわけで、引き続き説明会。
ただし、クレクレオバサン隊が帰ったため、出席者は一気に減り、３０人くらいに。決算資料などが配られ、社長と２人の役員が参加して説明です。
以前は社長１人が話していましたが、担当役員が話すのもいいやり方です。ただし、話がダブっていたけど〜。
残った株主はさすがに熱心な人が多く、経営の今後や、会計システムの詳細、会計基準、自社株買い、人材育成などについて、質問が出ました。
答えもなかなか興味深い話がありました。約１時間で終了しました。
新興企業ですが、しっかりした経営をされているので、伸びる可能性があると思います。ただライバル社との競争が課題かもしれません。
お土産に
「サーモス社真空断熱携帯マグ」「ゴルフカレンダー」をいただきました。
高級品なのでうれしいです〜。ありがとうございました。
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