今回は他社の総会で行ったことのある駅前のホテルではなく、かなり駅から離れた場所の会場なので、少し早目に家を出たのですが、雨のためかバスが遅れてしまい、また途中の乗換駅でも、特急が遅れるという状態に。早くも貯金がなくなって焦ります（焦っても仕方ないのですが・・・）。
山陽電鉄の姫路駅に着いたのが９時４０分。隣のＪＲの駅から送迎バスが９時４０分に出るのですが、間に合いません。すぐに市バス乗り場に向かいます。バスの時間が９時５０分発。かなり微妙・・・。仕方ないので徒歩で行くことに。でも召集通知の地図が分かりにくく、大体の方向で大雨の中を進みました。
もうちょっと詳しく書いてくれないと、地元以外の人は分からないですね〜。結局会場の５０メートルほど前でバスに抜かれてしまった・・・。
１０時ジャストに到着。会場に看板は出ていませんが、中に入ると社員の方が沢山いて、２階まで誘導してくれます。受付でお土産袋と水を貰って、すぐに入場。社長が話し始めたところでした。
椅子がずらりと並ぶホールで、出席者は１５０人くらいです。株主は２８６５２人で、議決権行使は７７２１人。ちょっと多いですね。１０時１０分くらいから社長の事業報告。召集通知をそのまま読み上げます。落ち着いた感じの社長です。テレビやプロジェクターのランプを作っている会社なのですが、製品の価格が安くなっていて、ランプの値段も下がり、よく売れているのに儲けは少ないみたいです。
１０時２５分から質問タイムです。５人くらいの質問がありました。
配当性向が低い→２５％で行きたい。設備投資も必要。
東証とジャスダックのダブル上場は無駄ではないか
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東証はステータス、ジャスダックは成長企業のイメージがある。両方上場しても１００万ちょっとの経費。
自社株買いの意図は→企業価値を上げるため。買った株をどうするかは未定。
株価の下がりがひどい→ハロゲンランプ以外の事業も考えて伸ばしていく。
安定株主として社員に持たせてはどうか。愛社精神もできる
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持ち株会はある。比率は０・１７％。愛社精神は一度つぶれた会社に残った者として、みんな持っている。
環境対策はしていないのか→やっています。当然のことなのでことさら報告書に書いていない。
研究体制は→技術者４０名ほど。大学と連携して次世代ランプを研究。
ＢＲＩＣＳ進出の考え→無い。技術を外国にもって行きたくない。
１１時を過ぎたところで、議案の採決、役員の紹介をして、まだ時間があると言うことで２人ほど追加の質問を受け付けてくれました。
なかなか誠実な姿勢であると思います。株価が高値から一気に４分の１くらいに下がっているので厳しい質問も多かったのですが、最近行った総会では優待関係とかの質問が多かったのに対して、ここは事業内容についての質問が中心で株主のレベルも比較的高いと感じました。
１１時２０分に閉会。その後は３つに分かれます〜。姫路駅までの送迎バスで帰る、隣の部屋で懇親会、工場見学、です。隣の部屋には役員の方がおられ、製品展示やプロジェクターで解説をしてくれるようです。また資料もありました。飲み物と軽食も用意されていました。
僕はちょっとおなかも減っていましたが、せっかくなので工場見学に行くことにして、バスに乗り込みました。２０人くらいの方が参加です。工場は姫路市内ではありますが、バスで２０分くらいかかります。田んぼなどもあるところです。
工場は新しい感じの建物で、広さは、大きい体育館（大阪府立体育会館とか・・・）くらいです。社員の方が５，６人迎えてくれ、プロジェクターでの解説、製品の見本を見ながら組み立ての解説、実際の作業の見学をしました。操業中だけに、緊張感や迫力もあり、質問にはそのつど案内の社員の方が答えてくれます。
ランプと言っても電球の親玉くらいにしか思っていなかったのですが、小さいのにすごい光量で、直接見るとビックリします。また精密な機器に使用するだけあって、作業のかなりの部分が手作業になっていました。細かい作業が多いみたいで、静かな工場でした。お聞きしたところによると、数もあまり沢山は出来ないみたいです。さらに女性や若い人が多かったのにも驚きました。
見学終了後、バスで姫路駅まで送っていただきました。お土産に「瓦せんべい」（会社のロゴ入り）をいただきました。ありがとうございました〜。
感想ですが、株価は大きく下げ基調ではありますが、利益は十分上がっており、財務状態も健全で、配当も出ているので、現在の株価なら保有する価値はかなりあると思います。役員の方や、工場、案内の方も見るからに真面目な方が多く、雰囲気もいいと思いました。開発にも力を入れているようで、伸びる要素の感じられる会社でした。