3087 ドトール・日レスホールディングスの第3期定時株主総会

平成22年5月26日(水曜日) 10時〜

場所 セルリアンタワー東急ホテル 地下2階 ボールルーム

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今日から3日連続で株主総会です。明日が今月の総会の集中日ですので、体力を温存しておこう。


去年は11時から開始でしたが今年は10時から。色々と試してるんでしょうかね?

10時じゃ早い!!11時じゃ遅い!!とか〜わがままな株主に振り回されてるんじゃないのかな〜。


会社四季報には「傘下に低価格カフェのドトールとパスタ店など直営展開の日本レストランシステム。好財務。11年2月期はパン子会社フル寄与(売上高50億円、営業利益2億円)。店舗純増はドトール15、日レス35(前期計約30)と積極拡大だが、既存店の不振続く。前期参入した韓国軌道化、販促費等低減でも横ばい。国内外食頭打ちで、韓国参入を契機に海外展開へ活路求める。国内はパンに次ぐ異業態のM&Aに意欲。相乗効果見込める食品製造や物流分野中心に物色中」と書かれています。

株主優待は100株保有ですと、2500円相当自社製品詰合です。


ドトールの株主総会は2005年から出席していますが、2008年、2009年はお土産だけもらって帰ってしまったので、どんな雰囲気になっているのか色々と楽しみです。

日レス(日本レストランシステム)ホールディングスはいまだに余計だな〜イラネ〜って思ってるんだけどさ〜どうなんでしょ?


ドトールの鳥羽博道名誉会長がやっている「ロイヤル クリスタルカフェ」はどうなったのかな?銀座にあるらしいのですが見た事がありません。

コーヒーか紅茶が無料の招待券をもらいましたが、味や内装にこだわった超高級カフェという事なので〜ビビって行けませんでした。1番安いコーヒーが1200円ですよ〜。

そ〜いえば、普通のドトールも行った事が無かった〜。エクセルシオールカフェは行った事ありますよ〜お土産の無料券を使う為にですが・・・・。


会場の最寄り駅は渋谷駅。新宿駅からJR山手線で10分ぐらいでしょうか。


到着は、9時25分。





召集通知の地図には駅の出口が書いていないんですよね。





「駅南口」というのが渋谷駅と会場の間に書いてあるので南口へ降りるのかと間違えます。よく見ると「駅南口」という信号なんですよね。正しくは南改札を降りて西口側に行きます。






株太郎は「新南口改札」という所から出てヒドイ目に合った事があります。その事が2006年のレポにちょろっと書いてあります。

しかし〜みんな間違えないで来ているので〜株太郎がアホなだけかも〜。





受付で〜出席表とお土産をもらいます。お土産の写真は最後〜。





この時間では受付はまったく混雑していませんでした。9時40分頃から大渋滞だったんです。





飲み物は、





カフェ・オ・レ200ml。これ1種類だけ〜。去年は3種類あったけどね。


↓このボケている写真。よくわからないと思いますが右側が受付で白い物がお土産の袋。





そして受付に並んでいる株主。奥の方まで並んでいます。10時ちょうどでこの状態です。

200人ぐらいは並んでいるかも・・・・。受付は9ヶ所あるんだけど足りないみたい。

入場できていない株主が多すぎるので、開会を5分延ばしたんですよ〜。





座席は1500席ぐらい用意されていました。出席株主は1400人ぐらいでしょうか。


10時5分から社長の挨拶、株主数議決件数、監査報告、召集通知の説明、議案の説明があり、10時41分から質問タイム。


連結損益計算書にある特別損失の中の店舗閉鎖損失6億5000万円ある。他のページには80店舗新規に出店と書かれているが、店舗閉鎖損と整合性があるのか?

店舗閉鎖損は言葉の通りである。25店舗閉店した。ただその中には早期消却として10店舗計上している。これは今期は営業しているが、将来にわたって収益が見込めないであろうと思う10店舗を当会計年度で早期消却をした。今年度以降、この様に大きな減損は無いと思う。一方、出店戦略を鑑みて80店舗出店した。


連結、単体の貸借対照表を見ると、どちらも資本金が10億円しかない。発行株式は5000万株。資本金の10億円を発行株式数で割ると、1株20円となる。不自然な感じがする。理由はあるのか?

ドトール日レスHDはドトールと日本レストランシステムが経営統合してできた。ホールディングカンパニーとして大きな資本金を持つ事は意味があまりない。3年前の統合の時は資本剰余金として2社合わせて675億円あった。トータルでグループを見ると盤石な基盤を持っているといえる。


4号議案の役員賞与支給の件について。第2期の時と比べて1人当たりの支給額を単純に割ると、2期よりも今回の3期の方が若干支給額が増えている。2期よりの3期の方が売上高、経常利益が若干下回っている。賞与が増えるのは納得いかない。横ばいでも良いのではないか?2期と同じにしてもらいたい。このままでは賛成できない。

役員の賞与について株主総会が決定する報酬総額の範囲内で取締役会などで決定。基本的には業績連動型を採用している。経常利益は残念な結果だったが純利益は3%ぐらい伸びている。


何で開会が10時なのに10時5分になったのか?理由は?10時開始なら10時に開始してください。

申し訳ありません。定刻の10時に入られていない株主様が受付で多数いらっしゃった関係上、5分間遅らせていただいた。体制を万全にするように配備する。


高橋監査役は期の途中で辞任している。任期を残して辞めた理由は?誰かとぶつかったから辞めたのか?代わりに監査役に選任されている郷井さんの経歴を見ると、常務取締役をやったあとに退任して総務部長になっている。取締役をやった後に普通の部長をやっている。何か不祥事でもあったのか?

退任の理由は健康上の理由。ご指摘のようなぶつかったとか一切無い。郷井氏は事業会社の中で組織変更、役割の変更があって、その中で部長になった。不祥事とかではない。


マクドナルド、スターバックスは増収増益。当社は減収減益。先代の鳥羽さんが革新的な安いコーヒー市場を作って、我々はドトールという店によく行きました。最近は安いコーヒーはマックカフェ、高いコーヒーはスタバか当社のエクセルシオール。マックカフェとかスタバに市場を取られたら大変な事になる。伊藤園のタリーズも伸びている。何で減収減益になったのか?相手を良く調べて勝ち残る経営戦略が必要。増収増益でなければ経営者は失格だと思う。韓国市場に打って出るという話だが中国に打って出るべきだ。

経営戦略の策定ミスは経営者にあるというのは弁解の余地は無いと考えている。業界は価格競争になっているが、いま求められているのは価値の競争だと思っている。
足元の業績を上げる為に価格を安くしたり、大幅な費用のかかる販売促進活動やったりと、この様な事はいまはすべきでは無い。熱烈なファンの方が以前はいた。このお客様に再度ご来店して頂くにはどうしたら良いか。品質、サービス、店作りといった面から再構築をしているところである。
残念ながら今期においては減収減益になったが、いま走っている期については増収増益を計画している。ご声援を賜りたい。韓国、シンガポールで取り組んでいるが、韓国については人口で4900万人。97年度の金融危機で外資関係の規制がゆるくなっている。人材確保が用意。電子部品の発展で産業が活性化している。
これらの背景から市場開拓が可能と判断して推進している。シンガポールは政治経済が安定していて治安も良い。低い法人税率。アジアの金融市場の中心。外食頻度が高い。日本ブランドに対するニーズが高い。この点から進出を決定した。中国も視野に入っているが、いま申し上げた角度から見ると、今すぐ店舗展開をする事はグループにとってプラスにはならないと考えている。


役員報酬は水準的に高くは無いと思うが、ただ関連会社の役員を兼任している。そっちからも報酬をもらっているのか?

兼任はしているが一切取っていない。


企業の発展の為には人材の育成が大切。最近は文章やメールで指示するのが多くなっていると思う。現場の実態を知らない役員が増えているのでは?役員が1日1回店舗に顔を出した方が良い。異業種でも伸びている会社の実態を知ることが大事。そういった意味では創業者の鳥羽前社長の姿勢は大変良かったと思う。鳥羽前社長は顧問という立場だが社外取締役にしてご意見を頂いた方が良い。

現場との意思の疎通は十二分に意識して活動している。ドトールは鳥羽取締役が全店舗を巡回している。先月、北海道から九州まで鳥羽取締役が1店舗1店舗巡回してコミュニケーションを図りながら経営の姿勢を示している。鳥羽名誉会長は事業にかかわっているので社外取締役であると独立性が法的に不鮮明。いまは顧問としてご意見を頂戴している。気が付いた事、世の中でどのような動きがあるのかなど、我々と違った目線で常にご意見を頂いている。


数年の間で山手線の駅の近くにあるドトールに全部行って味を確認した。味のバラつきが多い。鳥羽さんが店舗を回っているとの事だが味も確認しているのか?本部の対応がレギュラー店とフランチャイズ店の対応がぜんぜん違う。
レギュラー店は本部の人間が出向してやっているが、FC店はオーナーがやっている。その為、意識が違う。ドリップを何回するか守られていないのでは?FC店の教育をちゃんとやらないとまた減収減益という結果になる。
スターバックスが伸びているのは味が統一されているから。減収減益との事だがドトールと日本レストランシステム、別々でどれぐらい減収減益だったのか書かれていない。

ドトールの売上は686億円。前年比で93.8%の減収。しかしながら営業利益は103.3%で増益、経常利益も102%で増益になっている。
(鳥羽取締役)厳しい言葉を頂いて襟を正して事業発展に向けて挑んでいきたい。お店の環境や接客もそうですが味がすべて。私も先月、北海道から九州までお店を見てきた。確かに味がぶれているお店もあった。スーパーバイザーが現場を見ている。
その教育はマニュアルの徹底という事でマニュアルの見直しを行っている。マニュアルに書かれている事はあくまで基準であって、そこに書かれている事はなぜ守らなければならないのか、守られていなければどのように対処しなければならないのか、この事を体現化しなければならないと思っている。
今やっているのは集合研修で、ドトールには数種類のマシーンがある。マシーンごとに設定が異なっているので設定のあり方、もし味がぶれた場合はどのように対応しなければならないのか、再度徹底をしてやっていっている。私自身が味がぶれないように推進する。いまやりたいのはモーニングの復権。朝のお客様がどんどん減っている。
モーニングをセットメニューにして4月から推進している。これは隣にマクドナルドがあろうがスタバがあろうが伸びてきている。いま1番やりたい事は多くのお客様にお店を利用してもらう事。多くのお客様においしいと言われ何度も足を運んでもらえるような環境作りを推進していく。今後ともご支援していただきたい。


今回はじめてきた。ドトールは何度か利用した。ケーキのセットについて。店によってやっている所とやっていない所がある。ケーキに限らずパン、ホットドックなどと組み合わせて、単品で買うよりも安くなるような感じにした方が良いと思う。

貴重なご意見ありがとうございました。(鳥羽取締役)今まさにご意見を頂いたとおりセット販売の推進を積極的にやっている。5月27日、明日からはじめるモーニングセットでは看板商品であるジャーマンドッグもモーニングのセットに入れる。
ケーキセットは遅くなるが、秋から新しいケーキを導入してティータイムの時間帯に多くのお客様に安価でおいしいコーヒーとケーキを楽しんでいただくとい企画を用意している。
夏にはアイスコーヒーのブレンドとローストの仕方、抽出の方法を見直しして、おいしいアイスコーヒーを夏の暑い時期に多くのお客様にご賞味していただきたい。そういう事を積み上げて努力をしている。
なにか突拍子も無い事をやって一瞬売上を上げる事は難しい事ではないが、30年間続けてきたドトールの魂、スピリッツを継承するには、もっともっと商品を意識して、もっともっと多くのお客様に来ていただける事を私自身が推進する。


全面禁煙にしてほしい。分煙設備はかなり経費がかかっていると思う。全面禁煙であれば費用は必要ない。分煙ではなく全面禁煙を推進して世の中にアピール、リードをして欲しい。

基本的にはタバコを吸う方、タバコを吸わない方、ともに楽しんでいただける店作りにしている。しかしながら世の中が全面禁煙の方向になっているのは知っている。既存店の状況を見ると完全禁煙では残念ながら売上が減少する。これは一過性のものかそうではないのかデータを集めている最中。全面禁煙の店舗はまず直営店の方から随時増やしている。数は少ないが今後、立地やお客様のニーズを考えながら進める。



30年近く「サンメリー」のパンを食べてきた。ドトールに吸収されてから味がかなり落ちた。おいしくない。ベーカリー事業の拡大とあったがこれで拡大するのはどうかと思う。

そういうパンを出しているつもりは無い。旧サンメリーのスタッフもそのままだしレシピもそのまま。経営の効率化をやっているが、その犠牲で味が落ちているという事は無い。ご意見を参考にして商品の開発力、品質の追求はしっかりとやっていきたい。あらためてテストをして頂きたい。


昔、コーヒーが150円ぐらいの時は良く利用していた。最近行ったら200円に値上げしていた。値上げ分の価値はお客にどうやって提供したのか?ドトールに行かなくなった理由は、席が狭いので居心地が悪い。それと煙だらけのドトールというイメージがある。ものすごい煙だったので煙のコーヒー屋っていうイメージがある。イメージを変革させないとお客が来ないと思う。

(鳥羽取締役)150円から180円になり現在は200円になった。時代の背景の中から色々な経費がかさんでそういったものが価格に転嫁されている。その価格分以上の価値をお客様に提供していかなければならない。
今やってきているのはイス。人間工学の先生を招聘して、どういう背もたれ、高さ、角度にすればお客様は座りやすいのだろうか。先ほど狭いと言われていましたが席の間隔というのは、どういう環境になれば気持ちよく感じていただけるのか、お客様の心理を考えて改装の段取りをしている。
直営店の改装、店内が綺麗になるだけではなくて、そういった新しいノウハウが盛り込まれて、そして商品の提供スピードも良くなり、接客サービスもかけながら新しいイメージのドトールコーヒーショップを作っていきたい。
禁煙、分煙は積極的に取り組む。まったく煙が外に出ないような分煙を推進する。禁煙のお店も増やす。HP上で報告したい。商品、お店、人のサービス、この3品が一体となったものがドトールコーヒーショップの価値であるので、これを更に高めるように努力していく。


内部統制。会社の中のどこの機関がやるのか書いていない。取締役会と書いてあるが書き方が足りない。客観的に見る機関はあるのか?

私(星野社長)直轄の内部監査室を設置して、内部統制システムが有効に機能し運営されているか調査して、方針、計画の実行状況を監視している。調査結果は内部監査室から代表取締役社長に報告し、監査役会との情報の共有化をして内部統制を機能させている。
もし仮に不備があった場合はそれぞれの事業会社の会議で末端のスタッフにまでいきわたるように日々活動をしている。コンプライアンス体制は取締役の中から私がコンプライアンスを推進する責任者を任命し、グループ全体のコンプライアンス体制の整備、問題点の把握に努めている。取締役ならびに社員のコンプライアンス教育を推進して意識の向上に努めている。記載については貴重なご意見として承る。


株価が1900円の時に買った。市場が決める事ですがもう少し頑張って欲しい。1200円はないと思う。コーヒーは皆さん関心があるが、レストランの方は死んでいるのか?何の声も無い。何の為の合併か。

株価については株主様が言われたとおり市場が決めると、いう一辺倒で申し上げるのはいけない事であると思っている。しかしながら経済の情勢もあって、業績が株価にストレートに反応しないのも事実もある。お客様に信頼されるような業績、店舗の実態を実現しながら市場に価値を認めてもらういうことをひたすら続けたいと思っている。
レストラン事業は比較的高単価の業態が多い。価格の競争よりも価値の追求をするという考え方の中、レストラン事業については主力業態である「洋麺屋五右衛門」では4月から始まったばかりですが、より多くのお客様に五右衛門の良さをわかっていただく為に、従来やっていなかったランチセットを導入した。これによって客数が確実に伸びている。今期の数字を期待していただきたい。


一般に対するIR活動は?ドトールコーヒーは合併した事によりひさしを貸して母屋を取られた会社だと思っている。以前の株主総会では社長がどういう発言をするかワクワクした。社長の魅力で株を買った人が多かったと思う。
以前の社長が合併に賛成したのか疑問。ワクワク感がまったく無い。いまのような状況では新しく株主になってみようかと思う人が少ないと思う。私はドトールは終わっていると思っている。非常に残念な話なんですけど致し方ない。これからどういうIR活動をして一般の投資家を呼び込むのか聞かせて欲しい。

IRは四半期ごとにアナリスト説明会にくわえて、投資家との1対1のミーティングを年間150〜200件行っている。海外投資家との電話ミーティングなど多種多様な方法でIR活動をしている。
しかしながら個人投資家に対する対応はまだまだ不十分で今後説明会など検討している。株主数は前期から1万人増加している。株主様から頑張れと声援を頂いていると取締役全員が考えている。ワクワクする株主総会になるように役員一同邁進する。


ドトールは価格の競争ではなくて勝ちの競争だと言っていた。価値の創造という事でフェアトーレードコーヒーを導入して欲しい。

必ずしもフェアトレードコーヒーがそのままの価値だとは考えていない。中南米、アジアの農園に直接行って、どのように運営しているのか、品質に対してどのような情熱を傾けているのか、そういった特質するすばらしい農園から直接コーヒーを買いはじめている。
そういうことを宣伝していないのが悪いのかもしれないが、皆さんに飲んでいただいているブレンドコーヒー、エスプレッソのコーヒーはそういった豆が使用されている。今はじめているのが選ばれた農園で一握りの量しか採れないコーヒーを届けるべく、そういった商品の展開もやっている。こういったものを更に推進して、コーヒーの価値の1つにしたいと考えている。


11時47分、質問タイム終了。


採決、新任取締役の紹介をして、11時50分、株主総会終了。


お土産は、





専門店の伝統焙煎 オリジナルブレンド  6杯分×2箱
専門店の伝統焙煎 クラシックブレンド  6杯分
パパゲーノS焼き菓子詰合せ  内容量150g
エクセルシオール 招待券  フードとドリンクが1品ずつ無料 有効期限 2010年6月30日まで


お菓子は「モーツアルトのオペラ代表作『魔笛』に登場する、パパゲーノの名を冠した焼き菓子の詰め合わせセット」なんだってさ〜。


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