4310 ドリームインキュベータの第9回定時株主総会

平成21年6月9日(火曜日) 10時〜

場所 ホテルニューオータニ東京 タワー宴会場階 鳳凰の間

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6月、1発目の株主総会です。2発目は18日なのでちょっと間隔が開いています。18日から11日連続・・・・。

5月の総会も数が多くて大変だったんですけど、6月も厳しいね〜。


会社四季報には「ベンチャー投資・育成と企業コンサルが柱。ベトナムでベンチャー育成に進出、業績予想非開示。株式市場不振で収益柱の営業投資が大幅赤字。コンサルティングも想定下回る。営業赤字拡大。10年3月期は大企業中心にコンサルは安定。株式市場、IPO(新規上場)の低迷前提で営業赤字続く」と書かれています。


この会社の面白いところは、朝まで生テレビで御馴染みのジャーナリストで評論家でニュースキャスターで拉致被害者は「外務省も生きていないことは分かっている」と発言した田原総一朗氏が社外取締役に入っているところ。

平成15年から取締役をやっているみたい。議案の取締役選任に名前が入っているので今年も取締役になるでしょう。

持ち株は0株です〜。


ドリームインキュベータは毎年、質疑応答の部分をHPで公開するみたいなので、株太郎もそれを使わせてもらおうかな。


総会後に懇親会があるようですが田原総一朗氏は来るのかな〜??古本屋で著書でも買ってサイン貰おうかな〜。


株主優待はありません。


会場の最寄り駅は赤坂見附駅。東京メトロ丸の内線で10分ぐらい。


到着は、9時45分。





受付で出席票と「日本にとっての環境・エネルギービジネス」っていう8ページぐらいのパンフレットを貰いました。





飲み物はコーヒー、紅茶、オレンジジュース、水です。





豚インフル対策は何も無いですね〜。





会場はテーブル付きで200人ぐらい入れる大きさ。出席株主は160人ぐらいでしょうか。





開始時間になり田原氏が登場〜。有名人が取締役ってやっぱスゲー。何を語ってくれるのだろうか。


会長の挨拶、2期連続赤字の謝罪、株主数議決件数、監査報告、召集通知の説明、議案の説明があり、10時43分から質問タイム。


6月10日に質疑応答要旨って事でHPの方にUPされていました。合わせてご覧下さい。

http://www.dreamincubator.co.jp/ir/pdf/ir09061002.pdf


安定事業であるはずのコンサルティングサービス事業の売上が前期の14億円から12億円に減っている一方で、コンサルティングサービス事業の売上原価は前期の7.5 億円から8 億円に上がっており、原価率が悪化している。

堀会長: 前期の下期、つまり昨年の10月からなんですけど、特に11 月〜12 月にそれが起きたんですけども、まず受注が厳しくなった以前にですね、私も長い間この仕事をやってきて滅多に無い事なんですけど、現在進行系のコンサルティングをしているお客様がですね、突然会社の方針で出張が禁止になったり、飲むことも出来ない、コンサルティングも出来ないとなってしまったのでお客様からコンサルティングを途中で打ち切りにさせて欲しい、とありまして、打ち切っちゃうとこれまでやった努力っていうのはまったく意味が無いわけじゃないけど、そういう打ち切りがしかも大変有名な一流の企業で相次いで3 社でましてね、こちら側は、それで人が動くという設定で人材を動かしている物ですから、突然打ち切りになっちゃうと、その部位ぽっかり穴が開いちゃうと。ぽっかり穴が開いた分だけ売上が落ちて、で、結果的には原価率が上がったのが大きな原因です。もちろん全般的にそういうことなので、10月以降は大企業のコンサルティングの受注がはるかにシビヤで厳しくなっている傾向があります。それもあるけど我が社の決算に関しては3件のなんていうかドタキャンみたいな形のが大きく響いた。


Q2: 投資評価損2億5千万円。貸倒引当金の4億円は何か?

山川社長:投資有価証券の一部である社債を引き当てた。ただその会社が倒産したわけではなく回収懸念が生じたことから、引き当てを行ないました。


Q3: ベンチャービジネスは先が見えない。4社ほど上場した後も一部を保有しておられるが、マザーズなど新興市場の市況が低下していることを考えると、早く売却した方が良いのではないか?上場後はサポートしていないのか?

山川社長:投資先が開示する情報をベースに、今後の成長を見込みにくい先は売却、更なる成長を見込める先は継続保有、という判断を行なっております。


Q4:期末から現在にかけて、株価が上がっている銘柄とそうでない銘柄があり、結果として含み損益は相殺されてしまっているのではないか?

山川社長:各社毎に保有割合は異なっており、必ずしも相殺される状況ではございません。3月末からは上がっている。


Q5:評価損を多額に計上している。日経平均が期末から回復してきている中で評価損を計上した保有株はどの程度回復しているのか?

堀会長:大半が未上場。未上場は評価損は出すけれども評価益という概念は無いので会社が絶好調でも簿価のままいきますので、上場されるまでは利益が出ない仕組みになっている。

山川社長:個別銘柄の状況は申し上げられませんが、上場株についてはマザーズ指数と連動した動きをしているものが多く、全体としては、3/31から6/1現在で計算すると22%程度上がっている状況です。


Q6:ブルームバーグで数ヶ月前、堀会長が今期は日経平均3000 円でも5000円でも収益の出る会社にしますと言っていた。その根拠が今一つわからない。またバークシャー・ハザウェイのように投資先を連結決算にするモデルも検討していきたいという点について、趣旨をお伺いしたい。

堀会長:あの〜日経平均3000円でも5000円でも収益が出せるって言ってました??あーそう。何を言いたかったというと、ようは日経平均とかマザーズ指数の浮き沈みによって業績を左右されない地道に稼ぎ出して黒字体質の会社にしていきたいと言いたかった。その時に日経平均3000円とか5000円とか言ったかどうかは誠に申し訳ありませんが記憶にございません。後者については良い会社とはどこまでも一緒にやっていこうと考えているので持ち株比率持ち株比率を上げていく方針。投資しているベンチャー企業の株を上場後も売却しないで支援を継続していく場合、会計上の連結も検討していく必要が出てくる、との趣旨で申し上げたものです。


Q7:ベトナム事業の現地代表に、並み居る執行役員を抑えて、堀会長のご子息がなっているのはなぜか?

堀会長:私がベトナムに目を付けたのが3年前でこの国は良いな〜って思ったけれども一方で気持ち悪い所がいくつかあって、当時はベトナムの市況がバブルだったのと、政治と経済が必ずしも分離してなくて、どう言えば良いのかな〜お金が流れないとビジネスも出来ないような、なんとなく想像して欲しいんだけど、そういうのがあるんで魅力があるけど取り組めるかどうかわからなかった。事業を始める前に市場性を入念に下調べする必要があり、執行役員を割くのはもったいないので、マネジャークラスをって事でたまたま私の息子を行かせたと、で、それから2年間今日まで結果的には当たりだったと思うんですけど、1つも投資をしていない。やっていたらわかんないけどもマイナスになっていた可能性が高い。何でかって言うと現在ベトナムは底打ちした感じだけども株価は右肩下がりだった。その間に調査とか出来た。これから本格的にやるとしたら、息子と現地で雇ってい3名の4名体制でやっていますから、4名で出来るとは思わないので東京から人員を派遣すると思います。そういう感じです。


Q8:厳しい経済環境なので、一般の事業会社のみならず、経営コンサルティング会社やベンチャーキャピタルも給与や人員を削減しているが、この半年どうしてきたのか? また今後半年間、どうする予定か?

堀会長:給与については執行役員以下については、ほとんど上げてもいませんが下げておりません。常勤取締役と監査役については社外、非常勤に方については下げていませんが、例えば社長の山川と私に関しては2年前からの累計で33%削減しております。私たちの給料は世間と比べるとだいぶ安くなったが、社外役員だとか一般社員の給料まで触るのはいかがなものかと、逆に競争力が下がったり品質が悪くなったりする事につながりかねない。人員数は、プラスマイナスでは同じぐらいの人数なんですけれども、10名ぐらいリストラをしました。ただちょっと微妙でね〜リストラをしましたと言うと、リストラされた人は能力が無いと会長が言っていたみたいな事になると、その方の再就職とか色々な事に関わってくるので言い方が難しいですが、やったかやってないかで言えば、やりました。私は生涯でリストラって1度もやったこと無いんですよね。そういうのが苦手だったんだけれども、社長の山川がやるって言うもんだから、大丈夫かな〜って思ったけどやりました。経営コンサルタント会社はプロフェッショナルな集団ですから今後も能力が上がらない人は自然に退社する事はあると思いますよ。それが無いようでしたらプロフェッショナル集団としてダメな会社になっちゃうと思う。逆に取るべき人間は取っている。当然、辞めた人と同じようなタイプの人をまた取るのではなく部門は違う。11人辞めて10人取ったので1名減っている事になる。


Q9 ベンチャーから大企業と組むという方向にシフトすると理解したが、大企業コンサルティングで外資系の戦略コンサルティング・ファームとどのように差別化していくのか?

堀会長:ベンチャーとやや距離を置くというような質問だと思いますが総じて言えばその通りだと思うが、ベンチャー支援をやめるわけではなく、特に大企業の環境技術系の領域の強化をしようと。環境技術関連のベンチャーで太陽電池とか一緒に出来る所もあるけども正直数が少ないです。言い方難しいんだけどさ〜ラーメンのチェーンのねベンチャーだけ支援してるだけでは創業の精神とか考えると、そういうのもあって良いんですよ、あって良いんだけど、そういうのばっかやっていていかがなもんですかって話もある。そうするとやっぱり日本発である程度世界でも通用するような企業を育てていく、支援していかなくちゃいけないとなると、その技術の大部分は大企業が持っている。しかし大企業も単独ではなかなか出れないと、そこに我々が活躍しようと。9年前から苦労しながら取り組み続けてきたので、はじめは何で給料やってんだと、よく怒られましたがその技術者が育ち戦力化してきた。それからお客様がこの会社を認めてくれている。最近では政府なんかも評価してくれている。狭い社会の中ではあるけでも、環境技術に強いドリームインキュベータと評価されてきた。

田原氏:僕が質問するのはおかしい事なんですけども、え〜株主の方々が1番不安に思ってらっしゃるのは、いったいこの会社に将来性があるのかと?色々言っているけども抽象的でわからないと、言う事だと思う。1番他の会社と違う所は環境技術投資育成事業。今までまったく無かったやつで、あの〜まだ説明できないと思うんです。非常に大きな規模で1番将来性がある。

山川社長:環境関連事業のうち、リサイクルは小規模なベンチャーでも収益を上げられますが、エネルギーを作るとかですとベンチャーでは出来ない。ある程度大企業の持っている技術を使っていかなければならない。それも技術や資金の面で大企業1社では出来ないと、そうなると複数でやらなければならない。そこら辺のセメダインとか糊とかの役割を我々がやる。資金調達から共同開発の体制構築など、事業育成、サポートしていくことを検討中です。

堀会長: これは、一事業当りの必要資金が数百億円以上という巨大な規模になり、従来の当社の規模ではとても手に負えない、大掛かりなものになります。当然、自己資金だけでは足りませんので、他の資金調達手段も考えてまいります。我々は9年間、環境技術と経営コンサルティングを合わせて、新しい環境技術というのものが将来ビジネスになるような事を考えていた。それが今、お客様も企業も考えだして、政府も考えだして、時代みたいな感じでそこらじゅうでその流れが出来てきたと、ハッと気が付いたら、そんなこと9年も前からやっててノウハウの蓄積があるのはこいつらしかいない、ということで我々が注目を集めだしたというのが正直な話。昨日今日の話じゃないんです。創業の頃から考えていた。NTTの武蔵野研究所の方、ドコモのモバイルの方、IBMの基礎研究所の方、最初3人だっけ?とても採用できないんでレンタルで貸してくれって、それぞれの社長に直談判して借りて、面白い話なんですけどね、それに社長の山川は元々理系ですから4人で技術者集団を作って、そこに良さそうな技術者を呼んでくるんですよ、そんで5人で議論させるんですよ、他と違ってでっかい面白い議論が出来るんですよ、そのうち6人目が我社に入ってこないような技術者が血迷って入ってくるんですよ。そうやって技術者が増えてきて、IBM、ドコモ、NTTの人を約束通り返しても、今は6人ぐらい技術者がいて博士号を持っているのもいるけども、この人達が中核になって動くようになって、これと経営コンサルが何人か一緒になって4年ぐらいやっていると、いつのまにかわかっちまうっていうのがでるんですね。これが1番ホットだし商売を感じる所なんです。本当はですよ、そういうのがベンチャーで出てくれば良いんですよ。アメリカと日本との悲しいかな違いですね。我々が支援しているベンチャーも元をただせば大企業のスピンアウトで、大企業の人が出て行って作った会社ですから。日本の良いところであり悲しい所だと私は思っています。我々はその枠の中で1番良い所は何かと考えています。


Q10:太陽光発電は本当に良いんでしょうか?税金を使って国家レベルで取り組んでいることだが、ビジネスとしてリターンが出るのか?黒字になるのか?心配なんですよ、今後の投資についての半分以上の額を太陽光発電に投資すると・・・・

堀会長:半分以上だなんて事実と異なります。そう思っていませんし申し上げたつもりもありません。ウチの環境技術の中の10%にも満たないです。そんなに重要視していません。

田原氏:太陽光発電というのはベンチャーの1つですよね。いま堀さんに説明しろよって所は、太陽光発電にはいくらぐらいなのか?。で、堀さん、この事ははまだ言っちゃいけないの?これが失敗したらね命くれるっていうのがある。本当に命かけている。

堀会長:ウチみたいな小さい会社にはとても大きな話なんで、あの〜なんて言うのかな〜私の命だけで良いって言うのならね、64歳ですから、親兄弟の命までって言うなら困っちゃうけど、私の命1つぐらいって言うのなら、命1回位で成功させたいと私は思っています。これはもし成功すればですね、いま自動車産業はダメじゃないですか、ダメって決め付けちゃ〜いけないけど、大変ですよ自動車だってこれから、家電の方は韓国から追い上げを食らっているわけでしょ、我々日本はどうやって生きていくのかという時に私は次の10年20年を考えた時に、今回我々が立ち上げるような物以外は正直無いと思っている。だからそれは僕だけの問題じゃなくって、1億2000万人の日本人にとっても問題の話でもある。それがダメだったら死ぬっきゃない、田原さんに言われたら、わかりましたって死ぬっきゃないと思いますよ。で、くれぐれも誤解が無いように・・・・。

質問者:それをもう少し教えて欲しい。

山川社長:太陽電池だけではなく電池全般と考えている。他にも色々な分野を見ている。その中で日本としてうまくいくのかと。いまはリチウムイオン電池とか言われているが、LED、パワー半導体、こういった分野のどういう風にやるか。

堀会長:段階がいくつかあると思うんですよ。話として見えてきたな〜って言うのはつまり新聞に出るとかTVに出るとかそういう話じゃないですか、それは年内には出ると思います。私は10月だと思うけど年内は間違いない。来年になるのは考えられない。次に、やっている事が成果が上がるかってことは時間がかかる。早くて3年、常識的には5〜7年かかると思う。マネジメント費が今期の下期に入ってくるので収益に影響があると思う。


Q11: 田原取締役は0株ですが今後保有する予定はないのか?

田原氏:私は公共電波での仕事に従事している限り、一切の株式売買を行なわない方針で、そのことを前提に、当社取締役をお受けしました。

堀会長:田原さんはドリームインキュベータは本気で応援するけども株は持たない。社外取締役が株を持たないって言うのは変な事でもなんでもない。田原さんの人生観なので私どもはそれを尊重する。


Q12:投資事業組合のDI Investment Partners Limited はなぜケイマン諸島なのか?なぜ資本金が2ドルなのか?議決権比率が50%だがあとの50%はだれが?

堀会長:私はケイマン諸島に会社なんて死んでも作りたくなかったんですが、ところがベトナムファンドをやるとなるとまずはそういう子会社が必要になって、金融庁に行って作りますって言ったら、お前1人じゃ許可はやれないよって言うんですよ、どうしてですか?って聞いたら、ファンドの経験がある人が入っていないからファンドの許可はやれないっていうから、しょうがないからオリックスに入ってくださいっつって共同経営って事になったんですね。それで子会社を日本に作ろうと思ったんですけど、お金を出資してくれる出資者の税制の面とか色々な事を考えると、大変残念なんですけどもケイマンの方がメリットがあるんですよ。だからみんなケイマンにするわけで、我々もこれからお金を集めなきゃいけないって時に、誰もお金を出してくれない会社を作っても仕方が無いわけでケイマンにしたと。いうのが理由です。我々が脱税するとかそんな意図はまったく無いです。今の説明でわかって頂けたと思いますが残り50%はオリックスになります。


Q13:期末の保有現金は14億円だが、直近の状況はどうか?

堀会長:15〜16億円程度になっております。


Q15: 今後の資金調達。増資や借入を行う予定はあるのか?

堀会長:あんた顔なじみですよね。遠くからでもよくわかります。今日も会社休まれて来られたんですか?今期に限って言えば、今のところ増資も借入も行なう予定はないです。たとえばガードを固めて殴られても倒れないようにやっていくのが今期の姿勢ですが、社長の山川さんもそれで良いですか?そういうことで理解してください。


Q16:ベトナム事業は多くの金融機関やファンドがベトナム・ファンドを以前から開設しており、行動計画として、そうした先にもっと早くから金を入れておくべきではなかったのか?

堀会長:私どもがベトナムでやろうとしていることは、投資ファンドだとは思って無いんですよ、産業ファンドって名前をつけているんですけど、いわゆる投資ファンドだったらベトナムに山ほどあります。我々はお金を出すんじゃなくてね、知恵と汗を一緒にかいていこうと、その時に必要ならカネも出そうという考えでやっている。出資者は通常のファンドは機関投資家ですが、そういうのはなるべく入れないで、実際に実業をやっている方に入って頂こうと、そして一緒に汗をかいてもらおうという事でやってるんで、ホームページの方に書いてなかったけ?書いて無いか。じゃ〜近々に詳しい事をUPしますんで。考え方が違うって事だけはご理解していただきたい。


Q17:昨年もお願いしたが、長期保有株主への優先株の発行を検討してもらえないか?

堀会長:こりゃ〜ちょっと参っちゃったな。

山川社長:ご質問の趣旨は、長期保有で損をしている株主への利益還元と思いますが、長期保有株主だけに優先株発行というのは技術的にも難しいですので、むしろ事業収益を高めることで還元してまいりたいと考えております。


Q18:井上氏はなぜ取締役を退任したのか?

堀会長:3年前に常勤役員を退任する際に、その時にビジネスを引退したいんだとおっしゃっていたが、ちょっと待ってくれよ、後進が育つまでと言っていて、ま〜こっちの気分としては1年って言うのを2年にして、バナナのたたき売りじゃないけど3年にして、ま〜よく3年も頑張ってくれたという感じで、もうここらで開放してあげないと、ちょっと友達がいが無いかなって感じなんで、円満退社だし、了解の上での退社だという事です。


Q19:堀会長はなぜ辞任しないのかよくわからない?

堀会長:それは貴重なご意見として承ります、本日の2号議案として採決させて頂きますので、反対の方はそこで反対票を投じて頂ければと思います。

田原氏:堀会長がなぜ辞めないのか。今日これまでそういう話が出ませんでしたね。だから私がさっきわざわざああいう質問をした。ドリームインキュベータがやってきた成果がやっと実ろうとしている。このことをちゃんと言わないじゃないかと。このことが今年の10月ごろには見えてくると。それが実らなかったら命かけるって事は辞めるって言う事。今はその成果を出そうとしてるんだから今は辞める事は無い。この成果が出なかったらあなたに言われなくても堀会長に辞めろって言いますから。


Q20:ソニー・ホンダを100 社作る、というビジョンを掲げて、今日現在までにあなたの定義で良いんで何社作 ったと考えているのか?

堀会長:今日現在は、まだ作れていないと考えております。


Q21:IR に照会した際に、折り返しをお願いした期日までに返答をもらえないことが、2度あったが、社内の連絡体制に問題があるのではないか?

堀会長:その件は今初めて聞きましたので、あ〜そうなのかな〜ってお聞きしていたんですが、他の一般業務で社内の連絡体制が上手くいってないとは認識しておりません。


Q22:昨年度は招集通知のP.2に業績見通しを言葉で記載していたが、今年はなぜ記載がないのか?

山川社長:当社業績は株式市況との連動性が非常に高く、経営でコントロールできない要素が大きいため、業績予想の開示については控えさせて頂いております。今申し上げられる今後の見通しとしては、コンサルティング事業に関しては昨年後半から非常に厳しい状況にあった製造業のお客様がようやく落ち着いてこられて、特に環境関連では手ごたえが出てきているということ、ベンチャー投資育成事業では、期末に減損しましたので、引き続き市況との連動性は排除できませんが、市況が回復した際の収益ポテンシャルはその分高まっている、ということを補足させて頂きます。


Q23:内部統制やIR など、守りの部分についてはどうか?

堀会長:あの〜私自身がよく監査に直球しか投げないと、いろんな人に言われています。変化球すら投げない性格だし社長の山川も曲がった事は大嫌いだし。会社も11階と14階で1.3フロアーぐらいありますけど11階は全部会議室で全員ワンフロアにいますし、そんなに別に監視しなくても誰が何をやっているかわかるところだし、社員もちょっとぶきっちょだったり、商売が下手な事もあけど倫理観が高いのが多いのでコーポレートガバナンス、内部統制は大丈夫だと思います。また、情報セキュリティに関しても、オフィスの出入りや情報の保管・持ち出しに関して厳格に管理してるし、防衛庁ほどの機密体制をとっているかというと多分そうじゃないと思うが民間会社としては考えられる事はやっていると思う。それからあの〜さっきあまり言いたくなかったんだけど質問だ出たんでお答えしたんですけども、リストラもやりました。僕は1度もやったこと無いんで社長の山川がやるときなんとなく不安げに見ていたんですけど、見事にやりました。逆に幹部とか役員は1人も失っていないので前に進めるようになっている。業績がこれだけ悪いとね、見切りをつける奴とか脱落者とか、仲間割れとかが起きるんですよね会社ってね、こういうのも起きないので私はチームワークが良くて良い会社なんじゃないかと思う。ただ悪いのは業績なんですよ。そういう事があってこれから努力をすれば良い事もあるんじゃないかと思って頑張っています。


Q24:国際会計基準への対応を考えているか?

山川社長:日本の会計制度が国際会計基準に変わっていく動きに合わせて、当社も対応を検討して行きたいと考えております。


Q25:会社の成長の源泉は従業員だと思う。「従業員の幸せ」に資する人事施策について、考えを伺いたい。

堀会長: プロフェショナル・ファームなので、年齢や学歴に関わらず、仕事が出来る者を引き上げていくというのは、創業以来やってきましたし、今後もやっていくと思います。これは日本のサラリーマンの会社とは相当に異なります。そんなことをどんどんやってると同期の間で急に差が付いてえらい事になっちゃってトラブルも起きると思います。社員もそれを分かって入社してきますので、別に大きな問題になることはない。あとホントのことを言うともうちょっと給与やボーナスを上げてあげたいんだけど、いまは業績がこうでしょ。業績が良くないのに給料上げたら原価が上がってしまうし、赤字で株主に配当もしてなくて社員だけボーナスをあげるわけにもいきませんから、あなたは良いって言うかもしれないけど他の株主は怒るだろうしね。とにかくま〜業績を回復して、あなたのおっしゃるとおり社員にも喜ばれる会社にしなさいと、励ましと言うかご指導と言うか、そういうことだと私は理解しましたけども、それを心の糧にして、これから1年間頑張りたいと思います。


などなど。11時58分、質問タイム終了。


堀会長はフレンドリ−な感じの話し方でしたが社長は真面目で簡潔に話すので良いコンビだと思いました。


議案の採決をして、12時1分、株主総会終了。


隣の部屋で懇親会です〜。





庭が超豪華。赤字で無配なんだからこんな高そうな所でやるな!!とかぼやいている株主がいました。





まず部屋に入る時に上の写真左側の料理が乗ったお皿を貰います。バイキングみたいに料理が置いてあるわけでは無いのでお代わりはできません。

ケーキ1種類はテーブルに並べてあって食べたい人だけ食べる感じなのでお代わりは可能でした。


飲み物はコーヒー、紅茶、オレンジジュース、クレープフルーツジュース、水です。


会長と田原さんなど役員も懇親会会場に来ましたが、人気者で話好きなので1〜2つのテーブルを回っただけで終わりの時間が来てしまいました。


お土産は無し〜ですが、





田原さんと一緒に撮った写真がお土産です〜。


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