場所は去年と同じＡＢＣホールです。最寄り駅はＪＲ新福島駅ですが、今年は女性社員の方が案内板を持って立っておられました。関西の人は迷う道ではないのですが、細い路地が入り組んでいる町で、初めに間違うと行き着かないかもしれないですね。
汗だくになって到着。日頃は番組の収録や、映画の上映にも使われているホールですので、飲み物は自動販売機が設置されています。
ちょっと遅れたので、汗を拭き拭き、最後列に着席。
ロビーには椅子が並んでいて「第２会場」になっていたようですが、正会場内で収まる人数でした。１００人強くらいの参加。
だいたいは関係者っぽいのも特徴です。ただ、関西で超有名なタレントさんが一般株主として来られていました。生で見るとかなりのハンサムでした。
報告は例によって、番組風に作られており、総会の報告としては出色の出来です。
全く退屈せず、楽しく業績が理解できます。「たけしの家庭の医学」「ビフォーアフター」「必殺仕事人」「Ｍ−１」などの人気番組は実は大阪朝日の製作です。
ローカルでは「おはようコールＡＢＣ」「おはよう朝日です」「スーパーベースボール」「ナイトスクープ」「ナイトインナイト」などが人気のようです。
「ガラスの地球を救え」「がんばれ元気っず」などの社会貢献型番組もあります。
テレビの視聴率は関西で三冠王だそうです。
ほかにもラジオやハウジング、ゴルフ、クラシックホールなどのイベント、ＤＶＤなどの販売も行っています。
課題は社長からの説明です。
「コンテンツの充実」が基本で、放送以外に権利やＤＶＤ事業などを進めるのが柱です。
収益については前年はリーマンショックで大赤字でしたが、今期は急回復しています。
マスコミは不景気だと聞いていましたが、そこそこの好決算です。
１０時３３分から質問タイム。
発言は５人でしたが、今年はヘンな組合の人は発言せず、一般株主だけのようでした。
なによりです。
「今後のＡＢＣの展開は」
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「まず今期の黒字回復は株主の皆様の支援のおかげだと思っている。収入は３３億円減ったが、今後の展開としては総合ビジネス局としてスポンサーのニーズに応える。スポンサー収入は９５％を占めるので。ラジオはかなり厳しいが、ＩＰラジオを始めており可能性はあると考えている」
「株価が低い」
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「個人的には不満な株価です。ただここ１年で１５％保有の外国ファンドが４％になった影響があると思う。ＩＲや業績アップを進める。分割で株価を見やすくする。自社株買いは５億円実施。時価総額２００億円だが、資産だけでもそれ以上です」
「他社との連携について」
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「文字放送などの関連会社。新聞社との協力を進める。大学との連携で事業を行う。番組でパン会社と協力してパンを売った。１４０万個売れた。カレーも１５万個売れた」
「テレビの今後の使命は」→「明るく前向きな番組を作ること。ＩＴＣにより家庭と結びつける。地域密着で行く」
「放送法改正の影響」
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「放送と通信の両方が出来る法律。地方局に影響が大きいと言われるが当社系列の地方局はそれほど経営が悪いところはないため、直ぐに影響はないと考える。これはチャンスであるが、逆に通信会社が放送に入ってくることもあり得る」
「リース債務の減少について」→「放送機器が８０億円。９億円が減価償却でその分が減る」
１１時２分から採決。
６０周年記念配当も出ました。可決して新役員紹介。１１時８分終了です。
ここは質問に対する回答はとても丁寧なのが特徴です。今回は関係ない質問をする人がおらずいい感じでまとまりました。
個人的には阪神戦の中継をもっと増やして欲しいですね。みんな見るのは分かっているんだから。
放送業界も一つの危機を乗り越えたような印象を受け、これからも保有をしていきたいと思います。
お土産にＡＢＣキャラクター入りTシャツとバスタオルをいただきました。嬉しいです。ありがとうございました。
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