会場の社屋前では例によって組合がビラまきと演説をしています。
おなじみの光景ですが、株主に何をしろと言いたいのか皆目分かりません。
１０分前に到着、トイレに行って、自販機コーナーで缶コーヒーを貰います。暑い中を歩いてきたのでおいしいです。
去年は初めて平穏な総会でしたが、今年はどうなるのか・・・定刻に開会です。
株主は１８２５人、出席は６５４人。会場にいるのは１００人ちょっとです。
事業報告はビデオで番組風に上映。今年は堀友理子アナです。毎年カワイイアナウンサーが登場するのでうれしいです。内容も番組の写真を使ったり、分かりやすく仕上げています。
１０時２７分から質問タイム。初議長の渡辺社長から「多くの株主の意見を聞きたいので１人１問でお願いします」と注意があります。
初めに議長の指名の前にマイクを奪った株主が「２問じゃダメか？ 簡単に言うから」と迫ります。議長は許可。これが去年はいなかった組合幹部でした。
「首になったＡ氏の雇用をどうするのか」→「もともとＡＢＣの社員ではない人が雇用を求めており、裁判で係争中。朝日労組とは関係ない」
「ギャラの切り下げやタレント切りをしている」→「プロダクションとハイコールパートナー。一方的なことはしていません」
こう書くと簡単に見えますが、この人の質問はダラダラと長く、意味が分からない。そのため答えも長いものになってしまった。
株主の振りをして総会で意見を言うのは迷惑であり、こんな活動しかできないから、この組合はダメだと思います。
一般株主に謝罪し、２度と参加しないで貰いたいです。
また社長も「１人１問」といったハナから２問を認めるのは間違っているし、指名前にマイクを渡す場内の社員もおかしい。
そのときには数人が手を挙げていたのだから、まず、社長が素早く指名し、その人にマイクを渡せばスムーズなはずです。
反省して貰いたい。
次からが一般株主の質問タイム。
「今期赤字だが今後はどうか」
↓
「テレビスポットが減少。単価もマイナス。昨年７月緊急本部を作り、予算を見直した。下期は７億の黒字になった。番組見直し、労務費をカット、タイムテーブル見直しで経費はぎりぎり。しかし番組の質は落とさず、黒字を目指す。さらに強めの見直しをはかる」
「新社屋で金がかかり、番組の質が落ちないか」
↓
「予算は堅い目に見たので心配ない。コストは旧社屋より安い。過去の番組は権利が複雑だが、クリアできればネットでも利用できる」
「四国から聞きたいことがあり初めて出席する。ラジオ番組が予告もなく打ち切りになった。理由の説明もない」
↓
ラジオ担当が答弁「サイキック探偵団のことだと思う。急な打ち切りではない。過去からトラブルの指摘があり、その都度改善した。３月末終了は決まっていた。問題はイベントでの発言内容。３月に入りリスナーから再度指摘があり、タレント、プロダクション、音楽関係者、音事協から指摘があり、打ち切りになった。明らかにすると２時被害を生む。北野誠さんの謹慎は所属会社の判断」
「ＡＢＣの考えを発信する番組を」→「ニュース番組で考えていく」
「エコへの取り組みは」→「社内的にはＩＳＯを取得した。番組を通して社会に啓発する。放送時間は緊急時の使命もあるので短くは出来ない」
「音事協を脱会処分になったが影響は」
↓
「自主的な退会です。もともとプロダクションや業界の団体で放送局は賛助会員。音楽文化の向上を目指すのが目的。業務への影響はない」
「番組表の文字が高齢者には小さくて見にくい」→「気づかなかった。申し訳ない。考えたい」
「ラジオを特に若者にどう普及させるか」
↓
「若者向けにはミュージックパラダイスなどがある。ネットとつなげたり、ＩＰラジオを考えている。環境番組などでは他社との連携もあるかも」
「放送外収入はどうなっている」
↓
「いろいろあるが主にコンテンツ。台湾ドラマなどチャレンジの段階。今後もバランスよくやっていく」
合計９人の発言がありました。議案の採決があり１１時３２分に閉会しました。
熱心な意見が多く、遠方から参加された株主もいて、良かったのですが、初議長と言うことか、答弁がやや長く感じました。丁寧ではあったのですが。
関係者株主の多い会社で、アットホームな雰囲気はありますが、一般株主の理解も考えていただければいいかと思います。個人的には阪神の野球の放送に熱心なので、頑張っていただきたいです。
お土産に
「スポーツタオル」「革製小物入れ」「エコバッグ」（いずれもオリジナルグッズ）をいただきました。ありがとうございました。
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