2502 アサヒビールの第86回定時株主総会

平成22年3月26日(金曜日) 13時〜

場所 ホテルニューオータニ ザ・メイン宴会場階 鶴の間

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本日2件目〜。1件目は東京都競馬でした。

今日は3月の株主優待の権利付き最終売買日。こんな日に午前と午後に総会があると〜売買が出来ないので非常に困ります。


会社四季報には「ビール類シェア2位。総合酒類・飲料メーカー。カゴメの筆頭株主。自販機でカルピスと連携。ビール類の国内販売減続く。が、飲料堅調。前期買収した豪飲料も通期寄与。中国、韓国の赤字幅縮小。原料安に加え販促・広告費削減。営業外に青島ビール持分益。減損等見込まず最高純益連続更新。増配も。広告宣伝費は力入れる第3のビールに集中投資。糖質オフやゼロ商品強化。15年売上高2兆〜2.5兆円視野に国内およびアジア、オセアニア中心にM&A積極」と書かれています。


取締役に坂東眞理子っていう、ちょっと有名な人がいるんですよね。昭和女子大学学長だったり朝日生命の社外取締役だったり、「女性の品格」っていう本を出していたり。


株主優待は「株主限定ビールなど自社オリジナル製品やグループ会社製品など複数の選択肢の中からひとつ選択」です。

100株ですと1000円相当、1000株ですと2500円相当になります。


株太郎はお酒は飲みませんね〜年間300mlも飲まないでしょう。そういえば自分で買ったことが無いかも・・・・。

飲んでも気持ち悪くなって、翌日風邪を引くのでいつも試飲程度です。


スーパードライのTVCMにはアミューズの福山雅治が出演していますね。福山グッズが当たる懸賞とかあればすごい売れるかも。


総会後に「アサヒビールグループ株主様フォーラム」っていうのがあります。案内には試飲・試食用の商品は無いと書いてあります・・・・。


会場の最寄り駅は四ッ谷駅。新宿駅からですとJR中央線快速で5分ぐらいでしょうか。


午前は東京都競馬の株主総会でした。電車が人身事故で止まっていてちょっと焦りましたが遅刻しないで到着出来そう。でもメシを食べる暇が無かったのでちょっとツライです。





四ツ谷駅から会場までは桜の木がたくさんあります。上智大学もこの通りにあって今日が卒業式のようで袴姿の女子がたくさんいます。





蕾はピンク色になっていますが咲いている所はちょっとだけ。





到着は、12時35分。





受付でネックストラップ付きの出席表を貰います。受付のオネーサンが首に掛けてくれるんだけど〜ちょっと恥ずかしい。





他に案内のチラシなどをもらいました。





チラシの裏はオレンジ色になっています。質問タイムの時にオレンジ側を議長に見せるように挙げるんだって。





あとは、お土産引換券。最後まで無くさないようにね。株太郎は財布に保存です。





配られていた飲み物は、バヤリースオレンジ250ml、ワンダモーニングショット200mlと「いぶき」という緑茶もありました。





この株主総会と総会後の株主フォーラムは自然エネルギーで発電されたグリーン電力を使用してるんだってさ。


会場は何人は入れるか数えられません。出席株主はHPの方に2551名と発表がありました。


社長の挨拶、株主数議決件数、監査報告、召集通知の説明、議案の説明があり、13時36分から質問タイム。


株主総会の会場が狭い。環境への取り組み。取締役も株を持っている。株主優待に環境基金「水の惑星」に寄付っていうのがあるが、取締役はこれに寄付をしているか?

環境基金「水の惑星」は緑の募金や森林の保全に使っている。私(社長)の優待は寄付している。役員については把握していないが、かなりの方が寄付していると思う。


カゴメとの関係。停滞しているのでは?アサヒはカゴメの株を持っているが、カゴメはアサヒの株を持っていない。トマーテは私は好きだがお店にはほとんど並んでいない。カゴメの株を持て余しているような気がする。

2年前にカゴメの株を10%買った。コラボ商品、チルド、物流事業など、技術面や事業面でも共同の取り組みをしている。30〜40億円のコストダウンや付加価値を生んでいると思う。カゴメの配当とシナジーで投資のリターンを確保している。今後ともコラボ商品を出していきたい。


先日、キリンビールとサントリーの合併が破断した。世界規模で見るとアサヒは小さい。31日に総会があって楽しみなサッポロビールとオリオンビールとの関係は?

世界でどのような変化が起こるかわからないが、ある程度の規模がないと世界の競争の中で生き残れない。2015年には2兆円から2兆5000億円にしたい。世界のトップ10レベルを目指したい。サッポロとは統合その他は考えていない。オリオンさんの株はすでに持っていて、沖縄県のスーパードライを作ってもらったりしている。


一介の後期高齢者であります。会社が提案した議案は全部賛成であります。今日ここに来たのは日本の品格の事を書かれている坂東先生がご臨席という事で光栄であります。

坂東先生が居られる所で私が一言申し上げたいのは、会社の品格についてです。

桜の季節になりまして桜の名所が幾つかありますが、桜の名所の付近に住んでいる人ほど、風景には気を使っていることと想像されます。公共の近くの千鳥が淵。その近くにあるヨーロッパの国が建物を建てた。その壁の色が問題になった事がある。

井の頭公園の近くに去年の事ですがある漫画家が自宅を経てた時に壁の色など付近の住人と問題になった事がある。アサヒビール株主会社も桜の名所の隅田川沿いに社屋を構えている。

その中にパソコンで検索したのですが、一つ言っておきますが、検索する事は出来るが、不勉強なもので自分の意見を書き込む技能は持ち合わせていない。

なのでこれから話す事が自作自演でないことを申し上げておきたい。社屋の屋上に宇宙的というか筋斗雲みたいだといっていた人もいたが、そのオブジェはフランス人デザイナーのフィリップさんが考案されたものでアサヒビールの象徴ですと書かれていた。

ネットの書き込みを見て気になったのは地震の心配をした書き込みがあったこと。地震の時にあのオブジェが落ちてこないがと。地震があれば鉄道会社等は異常が無いか点検します。御社では地震の都度、筋斗雲状のものが、ちゃんと根っこがくっついているかどうか、夜中であろうと昼間であろうとそれを点検してますか?

筋斗雲状のもで一番気になった事はこの地震の件の書き込みですが、他にはこれはもう会社の方もここにご来場の方々もとっくにご承知の事と思いますが、その言葉を音声にする事はひかえます。

参考までにローマ字で申し上げると「ユーエヌケイオー」とローマ字で書きます。「UNKO(う○こ)ビル」

としても有名になっているようです。例えばアサヒアートスクエアビル、カッコしまして通称「UNKO(うん○)ビル」

とインターネット上で出てきます。アサヒビールさんの社名を思い出してもらいたい。

アサヒという良い言葉、心のこもった良い言葉の代表の1つと思います。日本にアサヒと付く会社がいくつあるか知りませんが、事業内容、規模でアサヒビールがアサヒという名前の会社では日本一ではないか。と、いう事は世界一のアサヒと付く会社だと思います。(野次・・・もう止めろ)そのような良い名前を「UNKO(○んこ)」

にまみれないような、ありようをしてもらいたい。

後15秒で終わります。東京スカイツリーが話題になっているが、そうするとますます「UNKO(う○こ)」

のオブジェが話題になると思う。それまでの間に芸術的にも価値があるオブジェでしょうから地震の心配の無い平地の方に移した方が良いと思う。下手な長談義で申し訳ありませんでした。(8分間の質問・・・・この人の15秒は1分ぐらいです・・・・)

国内で地震に安全な場所は無いという考えの下に、発生率の高い順に進めている。東海地震、宮城沖地震、都心の直下型地震、等について対策をしている。ちなみにあのオブジェは鉄筋3本を入れていて通常の地震、過去の地震には耐えうるという形で建設されているのでご安心していただきたい。アサヒの名前に恥じないようにしっかりやりたい。


日本から3000km南にパラオ共和国という小さい国がある。その国の安ホテルの中でラジオを聴いていたら・・・・(テープレコーダーで録音した現地のスーパードライのCMを流す。ハワイアン的な音楽に合わせて外国語でアサヒスパードライ、サシミ、No1、なんとかと言っている・・・・。最後にアサヒ、スーパードラ〜イ!!っていう日本でも聞きなれた声でシメられていた)

次にペリル島へ(ハハハハ〜笑)行きましたら船にビールを積み込んでいました。色々なビールがあったので興味を持って数えてみましたが、だいたい。全体の1/8以上〜1/4以下の分量だったと思います。ペリル島の1番良いホテルですが、そこではスーパードライは缶2ドル50セントで売っていました。

コロン島に行きましてパラオ共和国1番の百貨店に行きましたら、スーパードライが1ドル50セントで売られていました。分量はやはり1/8以上、1/4以下だと思います。1つずつ数えていませんので大体の分量です。マーケットに行って調べましたら、スーパードライが1ドル50セント、その他が1ドル40セントで売られていました。調査した中で1番安かったのはアサヒビールを目玉商品とした小さいスーパーでこれが99セント、これが1番安かったように思います。

それで2点質問したいと思います。1点はパラオ共和国のような小さな国、人口2万人です。ビールを売って採算が合うのかどうか?そのビールがどこに作られているのか?どうやって運んでいるのか?

第2点は中国を除いた世界戦略について。私は南極でアサヒビールが売っていてもおかしいとは思わない。世界中でアサヒビールを売るべきだと、パラオで少し気になったのはメキシコがどうこうと口に出た事がありました。メキシコに負けないように。メキシコでアサヒビールを売っても良いじゃないですか。(13分間の質問・・・・この時点で株太郎は死にました)

パラオを含めた南海地区には古くから輸出している。ビジネス上は現地の卸会社に全量買って頂いて採算的にはペイしている。量的に少ないので鮮度は日本のようにいかないが、それほど古い商品が出ないように市場でのコントロールしている。

世界での販売については中国はもちろんですが、現在、アジア、ヨーロッパ、アメリカの販売を強化している。特にヨーロッパについては一昨年からロシアのバルチカ社とのライセンス生産で大きな地位を得ている。アメリカにつきましても現地生産化を進めながら拡大している。

ただメキシコについては残念ながらマーケットとして手を出せる状態では無いのでやっていない。そういう意味で世界すべての場所で売れるように今後も努力していきたい。


ずっとこのホテルでやっているが、このホテルは昭和39年オリンピックの時に建てられた由緒ある建物。これからも総会に出席したいが、第2会場では株主が食べていたり、話をしていて議長の声が聞こえない。それで武道館やろうとかになったら私は困る。これからもニューオータニでやって欲しい。武道館のように1ヶ所で出来る会場に移るのか?

私としてもこの会場でこれからも総会を続けていきたい。すばらしい株主総会にしていきたいのでご協力をお願いします。


3号議案、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)更新の件。独立委員会の設置は好ましいが、独立委員会が勧告など出した場合、それの拘束力や罰則はあるのか?

独立委員会は法律で決められた機関ではなく任意機関である。取締役会は法定機関。決議はあくまで取締役会。独立委員会の意見を最大限尊重したい。


「ぐびなま」は非常においしかったが、いまは手に入らない。ぐびなまに限らず似たような事を消費者は考えていると思う。季節限定とか救済策は考えられないか?

「ぐびなま」は2006年6月から発売して820万箱販売した。残念ながら去年の5月に終売となった。限定だ出さないかという事ですが、新ジャンルを4種類出す。お店はビール類でごったがいしている。いま出している4種類を育てたい。ただ検討材料としたい。


ビール系の飲料で特定保健用食品は取れないか?

残念ながらアルコール系飲料は法律上取れない。ビールの方で特定保健用食品を取るような商品開発はしていない。アサヒ飲料社でで3品、アサヒフードアンドヘルス社で1品、を取って販売している。アルコール自体が健康のリスクが伴うということでビールで特保は考えていない。


収益の状況。海外に子会社が7社あるが海外は全体の何%か?貢献度は?

海外全体の売上は822億円。アサヒ全体の5%。内訳は中華圏で111億円、韓国は192億円、昨年買収したオーストラリアのシュウップスは4月からですが466億円。利益はここの会社によって出ている所と、出てない所がある。国際事業全体では利益は見込めていない。今年オーストラリアは200億円の積み上げがあると思う。19%の株式を取得し持分法会社の中国の青島ビールはのれん代を払っても利益が出る。


2015年までの計画を立てていると思うが、シェアやM&A戦略は?

2015年にはアサヒビールの20〜30%を海外の売上にしたい。規模でいくと6000億ぐらいまで上げたい。アサヒというブランドと事業投資で分かれている。ブランド販売は3倍程度まで3〜4年程度で増やしていきたい。事業投資の方は酒類だけには限らない食品、飲料などのM&Aを含め計画を達成したい。


為替の状況は?いくらぐらいか?

2009年の状況は為替の影響は売上高で71億円のマイナス。ウォンが円高で60億円の影響。ユーロとドルは原材料の方で為替差益が20億円。海外トータルで経常利益では42億円のプラスになった。オーストラリアのシュウップスに貸付しているものをこまかく為替ヘッジをして18億円ほど為替差益が出た。本年はドルユーロとも昨年と変わらないという予定で予算立てをしている。逐一状況を見ながら為替ヘッジをしていく。


坂東先生は以前に国政に携わって事がある。公演をして欲しい。

ご意見として承る。


キャンペーンを缶にシールを張ったりしてやっているが、応募数は?キャンペーン実施中の効果?

だいたい5%。良い賞品が当たるものだと10%ぐらい。期間中は数字は上がる。商品力のアップには効果的だと思う。


三重県から来た。薬品事業で売っている「エビオス」当商品を我が家では2歳の孫から88歳の母まで飲んでいる。42年前には1kgの粉末の缶の物があった。三重県では粉末の物は売っていない。なので高齢の母は粒のやつを潰してヨーグルトに混ぜて飲んでいる。高齢者は飲み込むという事がしにくい。3年前には株主優待に入っていた。最近は入っていない。エビオスの良さをわかって欲しい。

エビオスは古い薬品で多くの方にご愛顧いただいている。いまビール酵母の発生が落ちていて数が制限されている。ご迷惑をかけている。粉末は昔は売っていたが、薬としてではなく今はクッキング用の粉末を出しているが薬用では無いのこれを使ってくださいとはいえ無い。粉末の問題については研究したい。株主優待にはご意見として伺っておきます。


議事進行について。この総会で1番疲れるのは議長だと思う。着席した方が良いと思う。

ありがとうございます。


2号議案、買収防衛策の件。更新するがここ1〜2年、上場会社では不必要の声もある。ライブドアとか猛威を振るった企業が元気が無い。こだわったり神経質になる必要は無いと思う。

買収防衛策について法律が整備されてきたので必要ないとの声もある。だが日本は敵対的買収についての法律は十分では無いと思う。敵対的買収があったら株主様の為に時間と情報を十分に頂いて十分検討して、価格が安かったら高くするように行動をとるっていうのが買収防衛策の本来の目的。買収防衛策は567社が導入していて42社が廃止した。廃止したのは統合して上場廃止になったものもある。実質は私見だが15〜16社ぐらいが廃止したと思う。152社は満期が来て延長している。


純利益が8年連続増加している。敬意と感謝をしている。1号議案の配当について。御社はビール業界No1なのでライバル会社に配当の件でも負けないようにして頂きたい。

還元製作として配当は重要な事だと思っている。キャピタルゲインも重要だと考えているので株価も堅調に推移させたい。配当性向20%を維持したい。今回は2円増配が出来るような業績を出した。20%で安定させながら増配もしたい。


政策投資で持っている株式について、毎期見直しはしているか?国際会計基準を見据えて見直しをするのか?

国際会計基準がどうこうで考えていない。事業拡大のメリットと効果を判断。プラスになるのかならないのかで判断。国際会計基準は日本とどこが違うのか明確な部分と不明確な部分がある。実施時期は検討している。


73歳になる父、私、私の娘、親子3代で来ている。株主限定ビール。毎年5月ぐらいに来るのですが職場でお世話になった人などに2本ずつプレゼントしている。その包装を100円ショップで適当な箱を買ってきたりしてプレゼントしている。私はお酒を飲めないのでお世話になった方にアサヒビールをなんとか味わっていただきたいという思いでプレゼントしている。2本ごとに分けられる小箱が付くとかあればありがたい。エコに反すると思うが考えていただきたい。

ソフトドリンクでそのような限定のものは検討しているか?5年ほど出席しているが、取締役は誇りを持って堂々と回答をしているので安心している。去年破綻したJAL。去年の総会は日本武道館で開催した。そこにも参加したが、業績が悪い事、無配である事、経常利益がマイナスである事を踏まえて社長や役員が非常に暗い顔、自信無さげに答弁をしていた。ここは大丈夫かな〜って思っていたところ案の定こんな結果になった。

私の祖母方に大日本麦酒の創業にかかわる馬越恭平、祖父方にはアサヒビールの創業時にいた大橋しんたろう。祖母方、祖父方共にアサヒビールの末裔です。私どもは会社の経営がどうなろうとも株式を手放す事はありません。この世に私が生をうけ娘が出来たのもアサヒビールが頑張ってきたから。ぜひ、役員の皆様方もこれからも堂々とやって頂ければと思います。

衣食住の食に関する、生命を維持するのに必要な事を担う一企業。飲み物を口に入れたとき、食べ物を口に運んだとき、そのおいしさと喜びを提供できる会社として大変意義深い。日本、世界でこういった所で貢献できるように私は見守っていくのでどうぞお願いします。(5分間の質問・・・・)

心温まる激励を頂きました。しっかりとやりますのでよろしくお願いします。優待については100株の株主には4本、1000株の株主には10本の限定ビールを送っている。箱についてはエコやコストの問題で難しいと思うが貴重なご意見として承る。優待の位置づけは株主の皆様に応援をしていただいている感謝の意味。あわせてグループの商品をより深く知っていただきたい思いでグループの商品をお届けしている。まず株主の皆様にファンになってもらうという事を主眼にしている。


1号議案の配当の件。利回りでいうと1.35%ぐらいになる。5%ぐらい配当している会社もある。1.5〜2.5%ぐらいにして欲しい

配当利回りは株価が上がると下がってしまう。私どもは株価も上げて配当の実額も安定的に上げたい。今回の配当は配当性向でいうと25%ぐらい。国内外の事業投資を積極的にやっていかなければならない。バランスよく配分したい。


ザ・マスターっていうビールのファンだったが近くで売っていない。沖縄のビールも青島ビールもおいしくない。コクのある物が好きなのでザ・マスターに力を入れて欲しい。

我々の責任だと思っている。努力してどこでも買えるようにしたい。ザ・マスターは昨年の5月に出したがアメリカのWBC(ワールドビアチャンピョンシップ)っていう品評会で金賞を取った。これを武器に一生懸命やるつもり。


社外取締役で株式を持っていない人がいる。出来れば保有して株主責任も分かち合うのが取締役の資格だと思う。

株を持っていないから適切な経営が出来ないとは思っていない。アサヒグループの色々な経営方式について適切な助言を頂いている。持つのがベターだと思うがキチンと職責を果たしている。


ビール、発泡酒、第三のビールで値段が違うが、経済状態でお客がシフトしていると思う。どれに重点を置いているのか?

酒類事業の方針は3つある。ブランドの育成強化。独自性の取り組み、会社として商品として営業として。収益の構造を変える。ビール類は個数の予算はマイナスにしている。マイナスでも経営がやっていける収益構造を作る。お客様を中心とし、お客様のご要望にお答えし、お客様と感動をわかちあう、という方針で今年のマーケティングをしている。特にスーパードライ、クリアの2代ブランドを徹底的に強化する。それとスタイルフリー、オフで4つのブランドに資源を集中投下する。新ジャンルは伸びてるので資源や営業活動を集中する。


キリンとサントリーの破談があったが、新聞にはもし合併が成功した場合、強いリーダーが現れることによりビールの価格が安定すると言われてた。アサヒにも良い影響があるのではと言われていた。メリットとリスクがある。これからどのような事が起こるのか?どういう対策をするのか?

キリン、サントリーの事がこれから世界中で起こると思う。2015年までに世界でトップ10レベルの会社にしていこう事業レベルにしていこうと考えている。どうやるかは各事業で持っているブランドをどのように強くしていくか。どのようにブランド価値を高めるか。ビール、発泡酒、新ジャンルでトップに入るブランドをどのように作っていくか。更に新しい商品開発を積極的に果敢にやる事につきると思う。キリンさんサントリーさんの事があろうと無かろうと世界中の強豪に勝てるようにしたい。まずは日本国内で稼ぎ出さないと思っている。収益を悪化させるような、そういう状況にはしない。他社がどうあろうと収益性を守る商売をする。


アサヒの大株主で、お金も沢山貸してくれている第一生命(3.6%保有)が4月から相互会社から株式会社になる。株式会社になったらこのような株主総会があり投資している株に株主から議論が起こると思う。取締役を入れろと言ってくるかもしれない。

結論から言うとリスクはまったく無い。現況では当社の企業、個人の保険関係の大口になっている。特に保険に関しては長期のものが多いので重要な取引先。それから長期資金の調達先で金融危機の状況の中でも、安定的に資金を供給してくれた。アサヒビールの前身である大日本ビールから当社の大株主になっている。それから2003年まではアサヒの筆頭株主として支えてくれた。今後も安定的に株を持ってもらって支援していただけるようにお願いする。


15時9分、質問タイム終了。


質問は簡潔にしてくれないかな。質疑応答は〜時間制限があるんですよ。手が上がってても〜そろそろと議長が言って打ち切るんですよ。質問したい人がたくさんいるのはわかるでしょ。1人で5分も10分もだらだらとくだらない話を付け加えて質問しないでほしい。


議案の採決、新任取締役の紹介、荻田社長が退任して会長になるのでその挨拶と、新社長の泉谷氏からの挨拶があり

15時16分、株主総会終了。


続いて株主フォーラムです。前列の左側から順番に退場なので早く帰りたい人は前の方に座った方が良いですね〜。





会場はこんな感じで展示されています。





環境問題の取り組みに関しての展示が多いかな〜。








(左)アベマキの樹皮とそれを利用した昔の王冠。  (右)間伐材で作った色々な物。





↑ヒノキの間伐材チップ。これを食べる株主がいるんですよね。何人も。ヒノキ通の人は食べると何かわかるんでしょうか?

株太郎にはサッパリわかりません〜。





↑こっちは麦とホップなので多少の味見は良いと思いますが・・・・。





太陽光パネルとか〜ビールを作る過程で出る大麦の皮とかを利用して家畜の飼料にするモルトフィードとか〜環境への取り組みをアピール。





↑第14回新エネ大賞の資源エネルギー庁長官賞のトロフィーとグリーン電力証書なるもの。スーパードライをグリーン電力を利用して作っているので表彰されたようです。





ここからは商品の展示です〜。





福山雅治と上野樹里ちゃんですね〜。この2つのTVCMはたくさん放送されているよね。





試飲は無いんですよね〜2006年の時は試飲出来たのに〜出席株主が多いから混乱するので出来ないでしょうね〜。





株太郎はお酒飲めないので興味ないです。





ビール、発泡酒、第三のビールとかありますが株太郎が飲むと、どれも味は一緒。





社名はアサヒビールだけど、ビール以外にも造っています。





「竹鶴」っていうウイスキーが「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト・ウイスキー」っていうのを受賞したんだって。





ウイスキー、ブランデーの区別はわからないね〜。





アルコール以外にも色々展示があります。





ハリセンボンとマリエが宣伝している「クリーム玄米ブラウン」やフリスクのニセモノっぽいミンティアもアサヒ。





バーみたいに展示していますが、試飲は出来ません。スーパードライをマイナスの温度にまで冷やして出すお店があるらしい。





スーパーとかの売り場みたいに展示〜。





↓ここからは外国で販売している物です〜。





↑ちょっと有名な中国の青島(チンタオ)ビールとアサヒは資本提携したり合弁会社を作ったりしているらしい。





↑シュウップスオーストラリアのビールなど。買収したんだってさ。





韓国にもヘテ飲料っていう子会社があります。





↓各地にある工場の紹介。





工場は見学が出来るので、工場を案内している赤い服のオネーサンがパンフレットを配っています。





株主優待の展示。





100株以上と1000株以上の2段階。アルコールのセット以外にも清涼飲料水のセットもあります。





さらに株主限定のビール。缶のデザインが株主限定ってわけじゃなくて中身も株主限定で作っています。

それとアサヒがやっている環境基金「水の惑星」に寄付っていうのもあります。





「富士山のバナジウム天然水」は試飲出来ました。


お土産は、





スーパードライ  350ml×2本
十六茶  500ml
「アサヒの森」の間伐材で作ったヒノキのマイ箸セット


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