さて、１発目はアライドハーツ。関西以外の人はほとんど知ってる人はいないと思います。近畿地区地場のドラッグストアの持ち株会社です。
店名としては「マルゼン」「シンヤクドー」「ジップドラッグ」などがあります。
会場は神戸の中心地、三宮駅前です。市内の総会でもこれだけ交通の便がいい場所であるのはここだけかな〜。
ゆっくり行けるので楽ちんです。しかも参加しやすい土曜開催。個人株主にも嬉しい配慮ですね。
写真の中央のコスモビルってのが会場です。
エレベーターで３階に上がると直ぐ受け付け。資料を貰って会場に入ります。
大きめの宴会場ですが、ゆったりしたテーブルの置き方で、１００席くらいあります。
定刻に司会の女性社員の合図で開始。
株主は１５９６人、出席は４２４人、会場には４０人くらいです。まあ半分以上は関係者っぽいですね。
初めの社長の挨拶で拍手、監査報告でも拍手〜。やりすぎ〜。
報告は社長の読み上げです。苦しいながら数字はほぼ横ばいと健闘。バランスシートも進店の資産が増えた程度です。
かなりゆっくりと説明されますので、事前に資料を読んでいなくても理解できるでしょう。
１０時４３分から質問タイム。発言は３人。
「キリン堂との統合が無くなった経緯と今後のＭ＆Ａ方針について」
↓
「ドラッグストア業界は群雄割拠の時代から覇権争いの時代に入った。売り上げではなく収益力が雌雄を決すると考えている。キリン堂と統合すれば、近畿では圧倒的なシェアとなり、互いに信頼関係もあり、いったんは合意した。しかしながらリーマンショックにより、株式市場が混乱し、今後の見通しが不透明になり、統合比率の算出が困難になったため一旦白紙に戻した。今後は質の高い経営を目指す。Ｍ＆Ａも積極的に検討したい」
「子会社が販売２社だけ。それなら１社にしてもいいのではないか」
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「ジップドラッグが滋賀、奈良、和歌山。ライフォートがそれより西で区分け。確かに京都と滋賀などは近接しているが、店舗運営はほぼ一致している。店舗ブランドは各地域の客が親しんでいるものにしている。各エリアでどちらが浸透しているかの一点のみで決定している。子会社再編は検討課題ではあるが、両社とも１００％子会社。ブランド浸透を優先したい」
「薬事法改正への対応方針は」
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「大半は２，３類で登録販売者で扱える。１類を扱う薬局は販売効率を高め、営業時間を延長する。また調剤の併設化を推進する。さらに接客サービスの向上を目指す」
１０時５９分から採決。
すべて可決され、４月から１０００株が２００株になり、単元が１００株に引き下げられることになりました。
１１時８分終了。
続いて、隣の部屋に移り、懇親会です。コーヒーや紅茶とお菓子が用意されていて一服しながら、株主が役員の方と話せます。
関係者は帰られたので一般株主２０人ほどが参加。ほとんどが近所の人で店を利用しているので、その感想を話したり、役員の方からはなかなか業界の面白い話を聞きました。
ちなみに今の１０００株が２００株になるのですが、優待は１００株以上になるようです。個人株主には歓迎出来る話で、多少株価も上がるかもしれません。
ドラッグストアは関西でもマツキヨなどの関東系が進出していますが、日常的に使うものですし、地元密着企業の存在は無くならないと思います。
競争は大変ですが健闘を期待したいです。
お土産に
「図書カード１０００円分」と会社案内をいただきました。ありがとうございました。
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