あわてて戻って、２分遅れで到着。受付では７人くらい女子社員がいて、おはようございますと挨拶してくれます。気持ちいいね。出席票と大きな封筒を貰って会場に。
音楽室くらいのでかい部屋に、株主はポツポツと座っている位です。数えたら４０人くらいでした。最前列の端っこと真ん中に若い人が・・・これが社員株主と思われます。
ちょうど監査報告のときに入場しました。すぐに報告事項に移ります。書類をそのまま早口で読み飛ばします。損失のところで「株主の皆様にお詫び申し上げます」と発言していました。期末が日曜でその分がかなり来期に繰越になったと説明していました。
１０時２７分から質疑に移ります。２人の方が発言されました。ともにかなり会計や経営に詳しい方のようでした。
「経費が増えているが内容は？」→「出店を積極的に行い、その人件費と物件費」
「今期のコストに対して将来どれだけの収益があるのか」→「今期契約９０億、実質利益は２０億」
「９月末分を繰り入れても赤字になるのではないか」→「２１億減額修正したがその分そのまま入って来るので黒字になる計算」
「第３分野が不振だがそれを補う物は？」
↓
「ビジネスモデルの変化に対応していく。第３分野もある程度見込めると思う。第１分野の販売は通販でできず、対面となるためスキルがいる。新卒を採って教育していく。時間がかかると思うが・・・」
「銀行窓販が解禁になった影響は？」→「当社は一般大衆をターゲットにしているので、富裕層相手の銀行窓販とは重ならないと思う」
「店の減少が売り上げ減少にならないか」→「マーケティングは綿密にやった上なので統廃合によるマイナスは無いと考える」
「落ちた売り上げは来期に入るのか」→「来期以降なだらかに入る」
「販売管理費の増加とは」→「店舗拡大に伴う減価償却とリース料の増加など」
かなり厳しい質問でしたが社長は、要点を簡潔にまとめ、すらすらと答えていました。相当優秀です。でも頭が切れすぎ、との印象も受けました。ターゲットである一般大衆の視線に立てるかが、今後を左右するかもしれません。あとこの会場はテーブル付きの椅子だったので、メモしやすかったです。こういう配慮はいいことだと思います。できれば水とかあれば・・・。自分で持ち込んでおられる人もいたようですが。
１０時４５分から採決に入り、１０時５０分過ぎに閉会。
感想としては、社長の話を聞く限り、きわめて有望な将来ということですが、質問した株主の方がいったように、「本当に大丈夫なのか？」という根本的な疑問に答えていないという印象がありました。株価が大きく下がっているのはやはり何かあるわけで、株主はそこが聞きたいのです。応対してくれた社員の方はみなさんとても礼儀正しく、気持ちいい方ばかりでした。ぜひ、社員の方にも報いる会社になっていただきたいものです。
お土産はラガールカード（電車カード）１０００円と本「保険市場」（幻冬舎発行、１２６０円）をいただきました。
ありがとうございました。
