で、話は去年の最終総会、ＹＡＭＡＴＯです。川合社長は関西では数少ないユニーク社長なので結構楽しみです。
会場はホテルからライブハウスに、時間も昼からに変わりました。
このライブハウスはかつては多くの大物アーティストが出演しており、ボクも何回か出かけていますが、名前が変わってからは初めてです。
周辺は夜の街で、飲み屋や、風俗店、ラブホなどが並んだ通りにあり、知らない人はちょっと分かりにくいかもしれませんが、新御堂筋交差点から案内社員がいたので、なんとかなるでしょう。
１０分くらい前に到着し、受付を済ませて、会場内に。
前方の役員席の前に、椅子が丁寧に並べられています。関係者が多く、和やかな雰囲気です。
定刻に開会。株主は５７６７人、出席は８５３人で、会場には３０人くらいですが、社員が多いので一般株主はその半分くらいでしょうか。
報告事項はナレーションとスライドで実施。
今期は「体質改善とグループの再編成」「セキュリティメモリの新製品投入」「抜本的なリストラ」「管理コストの削減と見直し」を行ったが赤字であった、ただし赤字幅は減っている。
子会社は黒字化しているが、ＹＡＭＡＴＯ本体の管理コストを出すまでには至っていない、ということのようです。
とにかく資産がすごいペースで減っているので、このままでは債務超過になることも考えられます。
１時２５分から質問タイムですが、発言はなく、そのまま採決に入り、全議案可決で１時３０分に終了しました。
その後１５分休憩。株主はホールの後方に待機、社員がテーブルを出して懇親会の準備です。
カウンターでドリンクを貰って、一服です。
予定より少し遅れて、懇親会スタート。
川合社長が会社の概要を説明した後、イーディーコントライブの小椋社長が、メモリ事業の説明。主に企業向け製品を作っているメーカーです。
企業の投資は減っているが、セキュリティメモリの新製品は伸びている、アイオーデータ、バッファローを上回っているとのことです。
今後は情報セキュリティーと著作権保護技術をテーマに展開するとのことです。とても簡潔で分かりやすい説明でした。
次にＦＵＪＩパワーテックの松原氏が、昨年紹介した、小電力のモータ事業について、説明。まあ、カートで使用したら、火を噴いたり、送電力が不安定だったりして問題があるようです。
大学と連携して事業展開を図るとのこと。正直、言い訳が多く、説明も長いだけで分かりにくかったです。
続いて新規事業を川合社長が説明。水道水で銀イオンを発生させ、消臭する、「ＭＡＮＡ−ＴＵＲＡペレット」という新製品の説明です。
かなり期待しているようで、熱のこもった説明でした。よく理解できましたが、長かったです。
３時頃からようやく株主の質問。
「イーディーコントライブが稼いでいるが、他に無いのではないか。発電はライバルも多く難しい。水は慎重にやって欲しい」
↓
「現在と未来を見ている。あくまでベンチャーとしての姿勢を持つことが大切」
「似た製品を使ったことがあるが、銀イオン水の実際の効果が感じにくい」
↓
川合社長が熱心に解説。ただし、知り合いの話や経歴が多い。饒舌でしたが・・・。
「化粧水として使えるのか」→「効果はあるが、認可が必要」
「収益源が少ない。モーターも水も分かるが、自己満足にならないようにして欲しい」（意見）
３時２０分頃に質問がとぎれて終了。社長はご意見があれば終了後も言ってください、と言われていました。
感想としては、総会は議事を簡潔に済ませて、懇談会で株主の意見を聞くという姿勢は良いのですが、説明が長すぎる。
小椋さんはよくまとめていたが、あとは思いつきみたいで長い話に参りました。ナレーションでまとめて、株主の発言時間を多くしたほうがいいのではないかと感じました。
川合社長の真摯な態度は好感が持てるし、応援したいのですが、今回はちょっと水事業に力が入り過ぎているのか、会の進行としては上手くなかったです。
消臭の水については、個人的にはとても興味があり、面白いと感じましたが、販路の説明がなかったのと、価格がボトルにイオン発生のペレットが入ったモノが３９９０円というのは、効果は分かるものの、他の消臭剤との比較で、なかなか厳しいと感じました。
その辺り聞きたかったですが、疲れてやめました。
ただ、関西では数少ないユニーク企業であることは認めているので、ぜひ頑張って欲しいです。
イーディーコントライブだけにすれば黒字化も早いとは思いますが、難しいところです。
お土産に
「ＳＤコンテナハードディスク」
「ＭＡＮＡ−ＴＵＲＡウィズ」
「ＹＡＭＡＴＯ２０１０年手帳」（ブルーダイアリー）
をいただきました。自社事業内容が分かる土産でｇｏｏｄです。ありがとうございました。
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